先日i文庫HDの検証用に用意した作品ファイルをiPadに入れてみました。
ちゃんとめくったページの裏側にも次のページが見えています。このあたりの作り込みは素晴らしいアプリですね。(先日講談社から出た京極夏彦さんの『死ねばいいのに』のアプリでは、残念ながらページめくりのギミックがなくてつまらなかったんですよ。講談社さんはそこのところをじっくり考えていただきたいです)
さて、先日Dark局長さんのお手伝いで検証した通り、i文庫HDに入れる漫画の解像度は180dpi、2232 × 1681pixelくらいがちょうどいいのですが、ComicStudioから書き出すときのトーン設定についてまだ少し迷いがあったのでアップにして確認してみました。
左側がトーンのドットを「すべて網点で出力」したもの。右側が「すべてグレーで出力」です。拡大すると左側ではセーターや髪の毛のトーンが網点になっているのがおわかりになると思います。ComicStudioの出力設定はここが少しわかりにくくて、「すべて」と言っているくせにドアのトーン(グラデーショントーンです)はグレーのまま。普段漫画の原稿として出力するときはここも網点にするために「すべてモノクロの網点で出力」を選択することになります。(そうしないとトーンにモアレが起こります)
これが左側の「すべて網点で出力」したときの書き出しウインドウです。実際にはページごとではなく作品ファイルを丸ごと書き出しますので、ファイル名には一工夫必要です。頭に何か適当な文字列を入れて、後でファイルリネームのソフトなどを使って「01.jpg」からの連番にしてもいいですね。
書き出したファイルをi文庫HDに入れるには、まず連番のJPEGファイルが入ったフォルダをZIPで圧縮し、iTunesを経由して転送します。その後、i文庫HDのアプリで「フォルダ」のところを見るとちゃんと読み込まれていますから、それを本棚に置いて表紙をつければOK。表紙は別に写真アルバムの中にカラーのファイルを置いておいて、それを設定することが出来ます。
こうして無事に自分の作品を本棚に並べることが出来ました。左側にあるのはeBookJapanで『パズルゲーム☆はいすくーる』を全巻購入した方に差し上げている購入者特典のものです。これもちょっと入れてみました。
というわけで、無事に自分で「本」をi文庫HDに入れることが出来たので、皆様にも差し上げられる描き下ろし作品を早く描こうと思います。
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