パス回しがうまく行って終始ギリシャの動きを封じ込め、とうとう大黒のゴールが決まって快勝。ヨーロッパチャンピオンに勝てたことは大きな財産だと思いました。…ところが、なんとブラジルがメキシコに負けるという大番狂わせ。これで日本が勝ち上がるには、ブラジルに勝つしかなくなりました。(涙) そりゃ、過去に一度だけ勝ったことがあるとは言え、ブラジルですからねぇ。(;_;) 何か奇跡が起きてくれるといいのですが。
そしてそのあとのF1アメリカグランプリ。予選の段階からミシュランタイヤに問題があることはわかっていたようですが、まさかミシュランユーザー7チーム14台がフォーメーションラップのあとに続々とリタイアしてしまうとは。
過去に、豪雨の中レースを敢行しようとしたFIAにドライバーが抗議してレースをボイコットしたことはありましたが、こんなことは前代未聞です。
当初、10台以下のレースで無効試合になるのでは? という見方もありましたが、フォーメーションラップに20台が揃っていた時点でレース成立。史上最悪のF1グランプリになってしまいました。
アメリカでは最近やっとF1にもお客さんが来るようになってこれからという時期だったのに、この一件で来年の開催も危ぶまれます。プラカードに「$ BACK」と書いて抗議しているお客さんの姿も映し出されていましたが、そう言いたくなるのも当然でしょう。
久しぶりの優勝となったミハエル・シューマッハも表彰台の上では少しも嬉しそうではありませんでした。3位のモンテイロだけは無邪気に喜んでいましたが。
今回の問題は、レギュレーションにこだわって柔軟な対応ができなかったFIAに責任があると思います。そもそもタイヤ交換禁止というルールも、これまでのF1ファンをがっかりさせるものだと思うし、2レース続けて同じエンジンを使わなければならないというのも、レースの面白さに役立っているとは思えないのです。
一概に「昔は良かった」と言うつもりはありませんが、このアメリカGPが、F1の未来に良い方向に動いてくれるのを祈るばかりです。
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