「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」という本を読みました。アップルコンピュータのCEO、スティーブ・ジョブスが、アップルを創業してから一時追放され、ピクサーで成功を収めると同時に復帰してアップルを再生するまでのノンフィクションです。
彼の軌跡はだいたいのところは知っていましたが、綿密な取材で相当突っ込んだところまで描写されているので初めて知るエピソードも多く、分厚い本なのに一気に読んでしまいました。(おかげで今日は寝不足です)
私はジョブスの基調講演のパフォーマンスを見るのは大好きだし、彼のデザイン面でのこだわりや思想には共感するところが大いにありますが(だからこそのMacユーザーなわけですけど)、もし身近にいる知り合いだったらやりにくいかも知れないなー。(^^;;;;
そして、これまで見る機会を逸していたファインディング・ニモも見ました。さすがアカデミーの長編アニメーション部門作品賞を受賞しただけのことはあります。親子関係の描き方も過不足ない感じでバランスがいいし、途中全く飽きさせることなくラストまで持って行く演出力はお見事。さらに、最も難しいとされる水中の表現も素晴らしいものでした。
エンドロールでディズニーのロゴが出たときに思わず、「ディズニーはピクサーがどんな条件を出してきても呑まないとダメだよ」とつぶやいてしまったくらい。
これを見た直後に上記の本を読んだのもいいタイミングだったと思います。
今週は別にDVD消化キャンペーン中というわけではないんですが、買ったままになっていた真夜中の弥次さん喜多さんも鑑賞。これは好き嫌いが別れる映画でしょうね〜。私は好きですが。
全編悪夢(それほど不快じゃない夢ですが)を見ているような映画で、ミステリの文法で意味を読み取ろうとしたりしてはダメなんだなと思いました。私の悪い癖で、例えばツイン・ピークスを見たときなんかも余計な推理しちゃったりして友だちに「そういう内容じゃない」と突っ込まれたりしましたが、今回も夫に「一本筋があると思わない方がいい」と釘を刺されました。もー、クドカンやりたい放題。
全編悪夢と言うとテリー・ギリアムのことを真っ先に思い浮かべますが、目指すところはあの辺だと思って良いのでしょうか。
こんにちは。
お久しぶりです。
先日、パズルの新作読みました。
舞台が学校の外なのは、はいすくーるでは珍しい方ですよね。楽しく読ませていただきました。
「ファインディング・ニモ」は私も見ました。何でも水は表現が最も難しいものの1つだそうですが、それを見事に表現していて、分野は違いますが技術者としてうならされました。
で、DVDもしっかり買いました。
クドカンは俳優としての作品を何本か見ていますが、いい味の俳優さんだと思っています。SMAPの最新シングルの歌詞も手がけていらっしゃいますが、あの歌詞にはびっくりしました。まさにクドカンワールドですよね。
それでは。
Posted by: ゆみこ | Friday, November 11, 2005 at 11:53