映画の日だったので、武士の一分を見てきました。できれば007カジノ・ロワイヤルもハシゴしてしまいたいところでしたが、早めに出かける根性が足りずにこちらは断念。評判がいいようなので、後で見たいと思います。
武士の一分は、とても淡々としたいい映画だったと思います。「たそがれ清兵衛」が好きな方にはお勧め。
奥さん役の壇れいさんが、それはそれは美しいので、俳優陣を見ているだけでも価値のある映画だと思いました。
私は宝塚には詳しくないので、壇れいさんの存在はこの映画の予告を見るまで知らなかったのですが、娘役のトップだった方なんですね。舞台も綺麗だっただろうなぁ。若い頃の八千草薫さんは、きっとあんな感じだったんじゃないかなと想像してしまいました。
ストーリー自体は非常にシンプルでこれと言った意外な展開はありませんが、それでも全く退屈することなくしみじみと見ていられる作品です。小道具や演出が、細部にわたって「気を使って作られている」という印象がありました。
けっこう長い映画なので、どこかで妻・加世の生い立ちなどについてもう少し描写して欲しかったと思いますが、別にそれがなくても監督の趣旨は充分に伝わってくるでしょう。
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