Miyuki's Diary

iPhone 3G

ネットのニュースでもテレビでも新聞でも話題になっているのでみなさんご存じだと思いますが、とうとうiPhoneの日本での発売日が決まりましたね。
先日ソフトバンクから「年内に」と発表になったときは暮れくらいかと思っていたら、なんと7月11日！ 来月じゃないですか奥さん！

しかも値段が8Gの方なら$199！ 日本での値段や料金体系がどうなるかはまだわかりませんが、それでも大幅値下げ（実質半額！）だし、かなり現実的になってきました。発売日前後は大騒ぎになるでしょうねぇ。く〜、欲しい。

先ほど、ストリーミングでWWDC 2008の基調講演を見たんですけど、プッシュメールが使えるようになっているしワイヤレスでカレンダーやアドレスブックのデータも自動同期というのが猛烈に魅力的です。
パソコンでここをご覧になっている方は、ぜひこの基調講演のムービーを見てください。すっごいですよ。

残念ながらおサイフケータイの機能はないので（ワンセグもありません）、携帯で電車やバスに乗るのに慣れてしまった身としてはiPhoneだけだと少々不便なのですが、月々の料金によっては2台持ちも検討に値すると思います。たぶん夕べの発表でそう考えている人はかなりの数に上るのではないでしょうか。

アンダリアのバッグ

日本ヴォーグ社の「ナチュラル素材のバッグと雑貨」に載っていた編み図を参考に、ハマナカのエコアンダリヤでバッグを編んでみました。
内袋もポケットもつけていませんが、軽く仕上がって丈夫なのでとても実用的です。夏場はやっぱりカゴバッグを持ちたくなるので、これから出番が多そうです。

こちらはコサージュ部分のアップ。ブローチピンをつけてあるので取り外しが可能です。
このお花は上記の本に載っていたのも参考にしましたが、大きい方は適当に作りました。基本は細編みのリング編みで、輪になったところにハサミを入れて糸を広げてあります。
裏側は手芸用のボンドで固めてから別に編んだ台をかぶせて始末しましたが、花の芯の黄色い糸の糸始末をわざとしないでおいてフリンジ風にしてみました。（レースのブレードと黄色い糸数本も追加してありますが）
取り外せるので、もっと渋い色のコサージュを作ってつけ替えてもいいしシンプルに持つこともできます。

エコアンダリヤはレーヨン100%の糸なので、慣れないうちは少々編みにくいですが、その分完成したときの満足度が高いですね。夏の帽子やバッグ用の糸として定番なので、もう一つくらいバッグを編みたくなってしまいました。

雨が降っていれば

予報では雨になるはずだったのに、うちの近所では降りませんでした。秋葉原で起きた通り魔事件のニュース映像を見ても雨は降っていませんでしたね。もし雨だったら歩行者天国が中止になっていただろうから、トラックで歩行者をはねることはできなかったのではないかと思うと残念です。
繁華街での通り魔事件の中でも最悪の部類に入ってしまうほどの犠牲者が出てしまいました。秋葉原は私の息子も通っている街なので他人事とは思えません。被害に遭われた方のご冥福をお祈りいたします。

外出中止

今日は本当は本格ミステリ大賞の贈呈式だったんですが、微妙に体調が悪くて欠席してしまいました。
久しぶりにお目にかかれる友だちもいたので残念ですが、無理をすると後を引いてしまいそうだったのでやめておくことにします。

もう仕事の準備に入っているので精神的にせわしないということもあります。久しぶりに白泉社でパズルのシリーズだしなぁ。

早め早めに背景などの絵も用意しておかなければ。

漫画を描くというお仕事 vol.2

受賞作が掲載されたら次に目指すのはデビューです。
多くの雑誌では、定期的に掲載されている連載やシリーズ読み切り以外に単発読み切りの枠があります。ここは、まだブレイクしていない若手漫画家にも掲載チャンスがあるところです。
雑誌の編集会議でここに載せる作品を決定するわけですが、超新人だったら練習を兼ねて完成原稿、普通の新人さんなら「ネーム」と呼ばれるラフを提出して競い合うことになります。

よく「ボツになった」という言い方をするのが、その編集会議で採用にならなかった場合です。ネームを作ってもこの時点でダメなら原稿にすることはあまりありません。担当さんとの話し合いで修正を加えればなんとかなりそうな場合は、改めて提出することもありますが、それはレアケースで普通は新しい話を考えることになります。

では、「ネーム」というのはどんなものなのか。

こういうものです。（なんか、わざとのように古くさいイントロになってしまいました・笑）人によってやり方は多少変わりますが、一般的にはコピー用紙などの紙（すごく小さい紙だったり原稿と同じB4くらいだったり様々です）に大体のコマ割りをしてセリフを入れ、誰が喋っているのかや場所がどこかなどわかる程度に絵を入れたもののことです。
別の紙にキャラクターなどの説明をしっかり描いたものを添えることもありますし、この中にしっかり描き込んでしまう人もいます。

たまに、「漫画って、絵とストーリー、どっちを先に書くんですか？」と聞かれることがありますが、一人で話作りと作画をしている人なら、「絵が先」ということは絶対にありません。（イメージを先に絵にしておいたりするのは別ですよ）
セリフが決まらないと、それに合わせた表情を描くことはできませんし、ストーリーが決まらないのにセリフを書き始めることもできないからです。

漫画を描くことに慣れないうちは、白紙を前にしてどうコマを割ればスムースに読めるのか、とか、セリフを読むリズムなどで悩んでしまうことがありますが、それはもう練習あるのみ。1ページの中にどの程度のセリフや情報が入るのかも、だんだん慣れてあまり考え込まなくてもできるようになってきます。

上のネームをもう一度見ていただけるとおわかりだと思いますが、これが作品の最初のページだとすると、まず1コマ目に校舎の絵があるので舞台が学校だと言うことがわかり、女の子が「おはようございます」と言っているので時間は朝で、その女の子が主人公らしいということが読者に伝わります。（制服のデザインによっては季節の説明も可能ですね）
真ん中の段のコマ（4コマ目）では、もう「新しい先生」の話題が始まっているので、新任教師のことが漫画のストーリーになっていることもわかりますよね？
5コマ目では、なぜこの話の中で新しい先生がくることになったのかを最低限の言葉で説明し、6コマ目では、主人公がすでにその先生らしい人とどこかで会っていて、その先生がどんな顔をしているのかも読者に見せることが出来ます。

漫画の1ページというのは、これだけの情報を詰め込むことが出来るんです。

このまま進めれば、2ページ目でその先生本人が登場することになるかもしれませんし、別の登場人物…例えば主人公のクラスメートがその先生の意外な情報を持って現れるかもしれません。
ここの展開で読者を引きつけられるかどうかが大体決まってくるんですよね。

こういう調子で規定ページ数全てをセリフと簡単な絵で埋めたものがネームです。
この段階でのコマ割りは暫定的なものなので、原稿に取りかかるときに改めて構図を考えたりセリフの位置を変えたりします。（慣れてくるとほぼネームのままでもできてしまうんですが）

映画の絵コンテにも似ていますよね。人によってはこれを「コンテ」と呼んで、「ネーム」はセリフのみのことを指す場合もあるようです。

話が前後してしまいますが、ネームにする前に脚本形式のものを作ったり綿密なプロットを文章にする人もいます。
そういうものを担当編集者に見せてから細部のアドバイスを受け、ネームに取りかかる場合もあるんですよね。

私は「プロット」は、自分だけの作業に留めてしまうので、ストーリーができた時点での打ち合わせは口頭です。
これは「ジュエリーBOXデイズ」12話を描くときに実際に作った私のメモです。丸数字はページの番号で、何ページでどんなシーンが入るかを書いてあるんですが、エピソードの順番も考えながら書いている段階なので矢印が縦横無尽に入っています。これを見ながらネームに起こすのでアイディアノートとプロットの中間くらいのものですが、全然分からないでしょう？(笑)　人に見せるものではないので自分さえわかればいいんですが、原稿を描き終わってしまった今となっては自分でもよくわかりません。(^^;;;;

というわけで、ネームを作るというのは、漫画の「絵以外」の全てと言っても過言ではないでしょう。

次の機会には作画の話を書いてみようと思っていますが、もしかしたらストーリー作りのことをお話しするかも。
まあ、誰に頼まれたわけでもないブログ記事ですし、漫画の仕事の具体的なことを書いてみようと思っただけですので、ゆる〜く読んでいただければと思います。

打ち合わせで朝帰り

夕方早めの時間から打ち合わせをしてきました。帰ってきたのは午前4時半。(^^;;;;　思いっきり朝帰りですが、内容は5日のことなので5日の日付の日記にしておきます。

打ち合わせは『シルキー』8月号（7月3日発売）に掲載予定の『パズルゲーム☆トレジャー』の内容についてでした。長時間の打ち合わせの間、ほぼ雑談が9割を占めるんですが、その中からポツポツと「使えそう」な話題が出てきたりして、それがだんだん形になっていくのを感じます。
今日もいくつか出てきた漠然としたイメージをリンクしてストーリーの外殻を作ることが出来ました。

『パズルゲーム☆トレジャー』は、大地が大学を卒業して就職したばかりの頃の話です。香月は高校卒業後に複数の専門学校に通って資格を取ったりアルバイトをしたりという生活ですが、大地は一応普通に就職したんですね〜。（いろいろワケありなんですが）
これは3号連続の短期集中連載という形ですが、3話がそれぞれ独立した読み切りになりつつ全話を貫く事件も設定するつもりです。

まだ細部で考えなければならないことも残っているし、話の展開の構成などもこれからですが、せっかくまとまったページなのでそれなりに濃密なミステリーが作れればいいなと思っています。

でも今日はもう店じまい。すっかり明るくなってしまったので寝ることにします。

コミックス準備中

7月に出る「ジュエリーBOXデイズ」4巻の原稿を準備中です。カラー原稿は先に入稿したので残りは本文。今、データの書き出しをしているので、それをCD-Rに焼けば終了です。

今日は朝からずっとこの作業をしているので少々疲れました。（原稿を描く作業に比べれば全然楽なんですが）

たっぷり働いたので、夜はのんびりバレーボールや録り溜めてあるものを見て過ごそうと思います。明日は打ち合わせだし！

一条ゆかり先生来訪！

今日、我が家に一条ゆかり先生がいらっしゃいました！

本当です！　私の人生において、最もビッグなお客さまです！

数日前から大掃除をしていたのはこのためだったんですよ。そりゃあもう、何をなげうっても掃除するさ！

実は先生は仕事のデジタル化を考えていらっしゃって、ComicStudioを買われたそうなんですが、実際にプロの漫画家が使っているところを見てみたいとのことで、私がご覧に入れる役を仰せつかったというわけです。
Photoshopも勉強されているそうですが、ComicStudioはまだ少し触っただけという段階なので、セミナーなどを受講する前にどんなことができるのか知っておきたかったとのこと。私はComicStudioの最初のバージョンから使い続けて仕事は全てこれでやっているので、お役に立てればと思ってお迎えすることにしました。

まず手始めに私の作業環境で実際にファイルを作成するところをお見せして、次に先生が持参されたノートパソコンで実習です。我が家のタブレットを接続してドライバをインストールするところからスタートし、新規作品ファイルを作って下絵、ペン入れ、トーン貼りという流れをお手伝いしました。

そのときに描かれた一コマを先生の許可を頂いて大公開！　私はMacで先生はWindowsなので、Ver.4の操作で私がちゃんと把握していない部分もあったのですが、ComicStudioの特徴であるトーンの操作やベクターレイヤーの描画などを確認していただいたので、これから続けて触っていけばすぐに習得されるのではないかと思います。

そしてこちらが色紙に描いていただいたサインです。私は子どもの頃「りぼん」派だったので、一条先生の作品は大好きで愛読していました。特に「こいきな奴ら」が大好きだったんですよ〜。その先生が我が家にいらっしゃるなんて！

数日前からそうとうテンパって舞い上がっていましたが、無事にいろいろご覧に入れることができてホッとしています。

梅雨入り

午前中に、7月発売の「ジュエリーBOXデイズ」4巻用のカバーイラストの準備をしました。見返し用のカットが1点足りなかったので、予告カットに彩色。コミックスになると小さくなっちゃうのでここにも載せてみました。

ところで、前に使っていたマシンもそうだったんですが、データをCD-Rに焼くと、最後に必ず「このディスクは検証できませんでした」というエラーメッセージが出ます。でも、ディスクを取り出してもう一度読み込ませるとちゃんと焼けているんですよね。これはどうしてなんだろう。
最終的には問題ないのであまりきちんと追求していないんですが、「焼けなかった」と思って新しいメディアを入れてしまったりすることもあって無駄なので、一度ちゃんと調べなければいけないと思っています。

午後は掃除の続きです。ようやく終わりました。仕事机の見えないところの埃なども全部拭き取って不要なものは処分し、かなりスッキリしています。

今日は近畿、東海、関東甲信地方まで梅雨入りしましたね。6月に入ってすぐに梅雨というのはちょっと久しぶりです。平年より6日も早いので、梅雨明けが平年並みなら長い梅雨になりますね。
台風5号も接近していて明日の東京は降水確率100％！　明日はお客さまがいらっしゃるのになぁ。

大掃除！

家族総出で大掃除をしています。今日だけでもだいぶスッキリ片付きました。
ただ、今回は「とにかくリビングさえキチンとすればいい」という掃除なので、収納しきれないものは暫定的に寝室や廊下の隅に追いやってあります。(^^;;;;　お客さまは寝室見せてとは言わないし。(笑)

それにしても、今日は息子がよく頑張ってくれました。ダイニングの椅子やテーブルの脚に始まって飾り棚や本棚など、水拭きできるところは全部やってくれて大助かり。普段それほど積極的に手伝いをしてくれるわけではありませんが、こういうときに文句を言わないだけでもかなりマシな高校三年生です。

残るは私の仕事机の周り。これはもう明日に持ち越しです。今日はよく頑張った！