ブティック社の「余り毛糸で編む小物 (総集編) 」に棒針編みのパーツを編みながらつないで作る帽子が掲載されていました。
かぎ針では、編みながらつなぐモチーフは常識ですが、棒針でそれができるとは思っていなかったので、さっそくそのテクニックに挑戦してみました。
簡単に言うと、1色目のパーツを編んでから、隣の色のパーツを編むときの最初の目を交差しておき、その1目め(交差する前は2目め)を隣のパーツの1目内側の上に置いて糸を引き出す…ということになります。
本では「針を入れて糸を引き出す」としか書いていなかったのでやってみるまではかなり悩みましたが、実際にはかぎ針を使って引き抜く感じにするとやりやすいことがわかりました。
裏から編む偶数段ではつながず、奇数段の最初だけでこの作業を繰り返します。
最初の目を交差させるのは模様を出すためでもありますが、おそらくこうしないと穴が空いてしまうのかも知れません。
いずれ、交差しなくてもつながるかどうか実験してみるつもりです。
糸は、レンガ色がパピー ミニスポーツ(セーターを編むつもりで15年くらい前に買ってそのままになっている糸)。白と茶色がハマナカ ソノモノアルパカウール(いろんな小物の余り糸)。かぶり口の焦げ茶色のゴム編みは、メーカーもよくわからないずいぶん前の余り糸です。
針は本体が10号、ゴム編みが8号です。
本では、最終パーツは両隣につなぎながら編むように書かれていましたが、それはちょっと自信がなかったので最後は開けたまま編み終わり、ゴム編みも平編みで編んでからすくいとじしました。
ポンポンも勝手につけています。使った糸を全てまとめてみました。パーツの大きさや目の数も本とはかなり変えてあります。
棒針で編みながらつなぐことが自在にできるようになれば、余り糸を使っていろいろな模様のサンプラーのような膝掛けなどを作るのが簡単になると思っています。
全部編み上げてから後ですくいとじやかぎ針でつなぐ方法だと、どうしても途中で飽きてしまったり目数が揃わなかったりしますが、編みながら自由につなぐことができれば楽しみながら少しずつ完成させられるような気がするからです。
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