有楽町朝日ホールで開かれた「JAXAシンポジウム2011 in 東京」に参加してきました。テーマは「『はやぶさ』の成果と宇宙での長期滞在」です。
第一部ははやぶさチームでカプセルの回収にも行った安部正真准教授のお話。はやぶさが持ち帰った塵の分析のお話や、「はやぶさ2」の計画についての触りなど、とても興味深い内容でした。「はやぶさ2」は2014年に打ち上げを予定しているそうですが、小惑星イトカワよりもっと遠いところまで行き、さらにパワーアップした回収方法でサンプルを持ち帰ることを計画しているんだそうです。
第二部では宇宙飛行士の野口聡一さんのお話。野口さんがお話しされているところはTVなどでも見たことがありますが、実際に喋っているところを拝見すると、本当にクレバーな話し方をされる方で内容がスーッと頭に入ってくる気がします。
震災前後の東北地方を宇宙から撮影した写真をスクリーンに映しながら、「宇宙からでも被災の様子はとてもよくわかる」と説明され、さらにISSに行ったときにちょうどチリ地震が発生し、その様子を五ヶ月半見ていると「どんどん復興して行く様子もはっきりわかる。瓦礫で真っ白になっているところに道が出来ていく様子など」と仰っていたのが印象的でした。
入口には模型もいくつか来ていました。これははやぶさの小さめの模型。
帰還したカプセルの模型。
ISSに物資を運ぶ「こうのとり」の模型。
ロビーでは、これから打ち上げる予定の水循環変動観測衛星「GCOM-W1」の愛称募集の受付もやっていました。これはインターネットでも応募できます。
第一期水循環変動観測衛星(GCOM-W1)愛称募集キャンペーン
会場で応募するとステッカーがもらえるので私も応募。なんという名前にしたかはナイショです。
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