Miyuki's Diary

デジタルコミック ブラシ&トーン素材

いろいろとお世話になっているデジタルノイズさんから、デジタルコミック ブラシ&トーン素材 ふんわり (DVD付)という素材集が発売になっています。

アマゾンでも購入できますが、DIGITALNOISE WEB SHOPから購入すると、いろいろとサポート面で有利ですしブラシ&トーン素材本講座で割引が適用されます。

中味はPhotoshopとComicStudioで使えるパターンブラシやトーンの素材が満載。タイトルに「ふんわり」とついているだけあって、羽やハート、蝶などのとても綺麗なデータが入っています。

推薦文には一条ゆかり先生のお名前も！(^^)

DVDディスク2枚分の太っ腹素材集ですので、デジタルでイラストや漫画を描いている方にはとても使い応えのある内容ですよ。
私も次の仕事からさっそく活用しようと思います。

麻雀漫画2題

息子が買ってきた咲-Sakiという麻雀漫画を私にしきりに薦めるので、5巻まで借りて読んでみました。
高校生の全国麻雀大会があるという素敵な設定で、登場人物はほとんど女の子ばかり。展開のノリはスポ根です。
私は麻雀が好きなので（ほとんど競技麻雀ですが最近打ってないなぁ）楽しく読ませていただきました。（Macにもことえり用の「麻雀辞書」をATOK用に変換して入れてるので、「嶺上開花」とか「海底摸月」とか一発変換です・笑）

持ち主の息子本人は麻雀の役などをちゃんと知らないのですが、もっと楽しむためにはルールをきちんと理解した方が面白いですよね。入門書とか貸した方がいいかしら。

麻雀漫画と言えば、去年猛烈に話題になったムダヅモ無き改革。これには大笑いさせていただきました。政治家さんたちの似顔絵もそっくりだし手はむちゃくちゃだし。(笑)

漫画はどうしても自分の仕事の目で見てしまうので、こういった特殊なジャンルの方が素直に楽しむことが出来ます。
ムダヅモの続き、出ないかな〜。

妙な組み合わせ

中川翔子さんが出演しているチョコレートのCMで流れている「綺麗ア・ラ・モード」という曲が大好きです。あのマイナーコードで上がっていく感じがものすごくツボ。
というわけで発売前に予約しておいたものが、今日アマゾンから届きました。

シングル1枚だと送料がかかるので他のものも頼んだのですが、素材集はすぐに欲しかったのでそれは選ばず（素材集は高いので1冊でも送料無料だし）、最近ネットで話題の近代麻雀コミックス「ムダヅモ無き改革」を一緒に。
…我ながら分裂気味の選択です。並べてみると、ほ〜ら。

どんな趣味なんだろう。っていうか、女性の買い物とは思えません。(笑)

外は大風

午後からの打ち合わせは長時間に及びました。その時間の9割は雑談ですが、その中からキーワードに使えそうなフレーズが出てきたので、雑談といえども無駄ではありません。無駄話もたくさんしましたが。(笑)
次の仕事はシルキーの「ジュエリーBOXデイズ」ですが、出てきたキーワードは今のところ宝石とは無関係なので、それを強引に宝石に結びつけたものを考えようと思います。

帰り道、かなり風が強くて時々前に進めなくなるくらいでした。家についたら夫が「風速10mだって」と教えてくれましたが、確かにそのくらいは軽くありそうでしたよ。場所によっては（ビル風のところなどは）もっとあったかも。
ニット帽をかぶって行って良かった〜。今夜からかなり強力な寒波が日本列島を覆うらしく、これから1週間くらいは寒いそうなので帽子が活躍してくれそうです。でも、それが終わったら春らしくなっていくのかな？

大藪春彦賞

近藤史恵さんの「サクリファイス」が、第10回大藪春彦賞を受賞しました！　おめでとうございます〜。

「サクリファイス」は、本屋大賞にもノミネート中です。他のノミネート作も強力なラインナップですが、これまでの本屋大賞の流れや賞が誕生した経緯などを考えると、「サクリファイス」のような作品にこそ相応しいんじゃないかと思ってしまいます。…私は書店員さんじゃないのでこんなこと言ってもしょうがないんですが。(^^;;;;

大藪春彦賞の贈賞式が3月にあるんですねぇ。これはなんとしても潜り込まなければ。(笑)

第53回 江戸川乱歩賞贈呈式

今日は第53回 江戸川乱歩賞贈呈式の日です。今年の受賞作は、曽根圭介さんの「沈底魚」。作者の受賞の言葉などは、日本推理作家協会のホームページのトピックスをご覧下さい。

戻ってきたらまた詳しいことを書きますね。

というわけで戻ってきました。
写真は、大沢在昌さんから副賞を受け取った曽根圭介さんです。真面目そうな方ですが、挨拶のスピーチはユーモラスなものでした。
パーティ会場は人が多くて曽根圭介さんとは直接お話ししたりすることはできませんでしたが、受賞作をいただいてきたのでこれから読もうと思います。

パーティ会場が始まる前に、推協の理事会があったのですが、理事会に参加した柴田よしきさんと待ち合わせするために会議室の前にいたら新保博久さんが通りかかったので「しんぽさん」と呼びかけたら、すぐそばに真保裕一さんがいらっしゃって、2人同時に振り返ったのがなんだかコントのようでした。(^^;;;;

会場では主に柴田よしきさんや芦辺拓さん、芦辺さんの奥様とお喋り。岸田るり子さんにも初めてお目にかかりました。
その後、柴田さん、岸田さん、荻野目悠樹さんと一緒にラウンジでお茶を飲み、途中Sさんが合流してちょっとディープな話題。ディープな話なので敢えてSさんは匿名にしておきます。

センティメンタル・ブルー

解説を書かせていただいた篠田真由美さんの文庫「センティメンタル・ブルー」の見本が届きました。カバーの空の写真が印象的な綺麗な本です。建築探偵桜井京介シリーズのスピンオフものですが、お好きな方には外せない一冊となっていますのでどうぞよろしく。（＾＾）

今日は夫と息子が渋谷東急で開かれている岩合光昭さんの写真展に出かけていきました。サイン会があるのでしっかり開店前から並んで、新しく出た写真集「パンダ」にサインをいただいて帰ってきました。ひとりひとりに丁寧に猫の絵を描いてくださるので、ちょっと時間がかかったようでしたが、ぶすカワイイ猫の絵がキュートでした。
一緒に「10ぱんだ」やWWFのTシャツやステッカーも買って帰ってきたので、今、我が家はパンダまみれです。

第三の時効

横山秀夫　集英社文庫

ハードカバーで出たときに買いそびれたので、文庫化されたものを読んだ。横山氏得意の警察小説（短編集）だが、後味がスッキリしない作品が多く、あまり好きな本ではない。
表題作の「第三の時効」は、少々大仰にネタを引っ張りすぎだと感じてしまった。最も好きなのは「密室の抜け穴」だが、これはTVドラマなどに流用したら面白いシーンになるのではないかと思う。

ISBN4-08-746019-3　￥629+円

陽気なギャングが地球を回す

伊坂幸太郎　祥伝社文庫

私が持っているのはノン・ノベル版だが、積んでおいた間に文庫が出てしまった。（映画化されたので文庫化は当然だが）
この作品の最大の魅力である登場人物の会話は、ドナルド・E. ウェストレイクの「怪盗ドートマンダー・シリーズ」を彷彿とさせる。

前半で登場する小道具などをラストできちんと使い切る手腕は読んでいて気持ちがいい。
ただ、この作者の著書の中では、他のものに比べて若干取っつきが悪いような気がした。もちろん作品に入り込んでしまえばそんなことはないのだが。

ISBN4-396-33268-8　￥660

激流

柴田よしき　徳間書店

柴田氏が最も得意としているものに、複数の登場人物を丹念に描写した群像劇がある。この作品は非常にページ数も多く分厚い本に仕上がっているが、中身の方もそれに劣らず濃厚だ。
中学生のある一時期に「同じ班」だった男女7人の物語（中心になって語られるのは5人）であるが、それぞれ全く違う道を歩んだかつての同級生達が、ある事件をきっかけに再び集まり、それぞれの近況を語りながらもう一度成長していく姿が深く描かれている。

久しぶりにあった同級生と、「この20年間何をしていたか」を一晩語り明かしたかのような満足感を得た。とにかく面白い。

ラストで明かされる事件の真相は、おそらくおおかたの読者が期待していたものとは違っていることと思うが、現実はむしろこういうことの方が多いのかも知れないと考えるとかえってリアリティがあるだろう。惜しむらくは、後半に登場する人物がもう少し前半でも語られていて欲しかった。

ISBN4-19-862079-2　￥2000+税