Miyuki's Diary

ComicStudioEX4.5.2アップデートしました

ポウはCintiq21UXの裏側が大好きです。平たく置いて作画中はさすがに入る隙間はありませんが、ちょっと立てておくとこの通り。

猫だから狭いところに入るのはしょうがないんですが、キーボード打ってるときに下の隙間から手を出して指にじゃれるのは勘弁してください。勝手に再生ボタン押してiTunesの曲もかけるし。

さっき夫がむりやり引きずり出してくれました。

なんだこの生き物。

ComicStudioのアップデートは無事に完了しました。起動してちょっと試し描きをしただけですが、特に問題はないようです。
ただ、以前から気になっていた「再起動すると作成したアクションがうまく動かない」症状は改善されていませんでした。

私の環境だけなのか他の人にも症状が出ているのかまだ未確認なのですが、一番困っているのは「枠線定規レイヤー」を「レイヤーの変換」でコマフォルダに分ける作業が上手く動作してくれないこと。
普通ならコマフォルダの中に「枠線、マスク、ラスター」と3枚のレイヤーが育成されるはずなのにComicStudioを再起動するとアクションで操作してもコマフォルダの中味が枠線が描画されたレイヤー1枚になってしまうのです。アクションコマンドを削除してもう一度記憶させると、ComicStudioを終了させるまでの間はちゃんと動くのですが、起動のたびに設定するのはとても面倒。ちゃんと覚えておいて欲しいんだけど、どうにかならないものでしょうか。

他にも、描き文字などの周囲に白フチをつけるためのアクションで、太さ（選択範囲の拡張サイズ）を指定してあってもそこの数値を確認するダイアログが出てしまうなど。確認が煩わしいのでわざわざ指定数値のアクションを作っているのにこれでは意味がありません。
この動作はアクションの「パラメータ変更」のチェックを一度入れてまた消すということをするとちゃんと動くようになります。…謎です。

この点はきちんとセルシスさんに要望を出さなければ駄目ですね。でもうちだけだったらどうしよう。

ComicStudioアップデート

ComicStudioのアップデータ、4.5.2が配布されています。

ComicStudio.net

私は今作業中のデータがあるので、それが一段落してからインストールする予定です。アップデート大好きな私にしては珍しいですが、4.5.1になる一つ前にテキストタブの切り替えが異様に重かったことがあり、もしそれが戻ってしまったらなどの不安があるのでちょっとだけ我慢。

他にも次期iPhoneに関するアメリカGIZMODOの話とか、いろいろ気になることはあるのですが今は情報を遮断して仕事に集中することにします。

ComicStudioのパレット位置

先日Cintiq21UXを買うまではCintiq12WXとAppleCinemaDisplayの2台のモニタを使っていました。
モニタの総面積が以前より狭くなったので、買い替えてから初めてComicStudioEXを起動したとき、見えない位置に配置されてしまっているパレットの位置を初期化して使いやすい位置に並べ替えたのですが、今日になってテキストにルビを打とうとしたら、ルビ用のウインドウが見えていないことに気付きました。

つまり、元のモニタで表示されていた位置、今のモニタの外側に出ているようなのですが、それを画面に戻す手段がありません。「パレット位置の初期化」では、なんとサブウインドウの管理をしない仕様だったのです。

以前からフィルタ系のウインドウ位置も記憶されていることには気付いていたのですが、位置を初期化しても戻らないのは困った仕様です。モニタの解像度を変えてみたり、苦心した末に諦めてComicStudioをシフトキーを押しながら設定を初期化して起動しました。（何を初期化するか選べるので、「その他」にだけチェックを入れて起動すればカスタマイズしたツールなどは消えません）

ところがこのシフト起動、実行すると起動時にアプリケーションディスクの挿入とシリアルナンバーの入力を求められるんですよ。しかも私が使っているのは前のバージョンからのアップグレード版なので、2枚のディスクを入れ替えてシリアル入力も2回。これがまた長いんだ。(^^;;;;

これはComicStudioのPreferenceファイルにレジスト情報を持たせているからなのですが、シフト起動をするのはトラブルを抱えているときなので、ぜひそこは分けていただきたいと思います。

シフト起動のおかげでパレットの位置は戻ってきましたが、Preferenceファイルの中にちゃんとパレットの位置を記憶するファイルもあるのですから、普通はそれを捨てて再起動すれば戻ると思いますよね〜。でも初期化されるのは普通に表示されるパレットだけで、サブウインドウの位置はメインのComicStudioInfo.pffが記憶しているらしいのです。それじゃ意味がないので、ぜひ仕様変更を検討していただきたいと思います。

できればフキダシ選択やカスタムブラシの選択ウインドウの挙動も、もう少し使いやすくなるといいなぁ。

 

忙しすぎです

オリンピックがあって大河ドラマがあってサッカーがあって…。もう忙しすぎます。原稿描かなきゃならないのにー…と、脳天気な叫びを上げてみました。いや、ちゃんと仕事で忙しいんですけど。

というわけで今日はポウの写真でお茶を濁します。

ところで、10日から始まったセルシスのCLIPサービス。少しずつですが、ユーザーの登録する素材が増えてきました。

Mac版のIllustStudioは「年内発売予定」とのことなので、Macユーザーの使える素材はComicStudio用のものだけですが、まれに一部、IllustStudio用と書いてあってもComicStudioでも認識してくれる素材があって興味深いです。将来的にこの二つのアプリケーションは統合されてしまったりするのでしょうか。それはそれでちょっと面白いとは思うのですが。

私はまだ暫定的にトーン素材を1つアップロードしただけですが、こうやって自作の素材を共有できるのも楽しいですね。

CELSYS トーン素材集 for ComicStudio 4.0 vol.2

10月2日にComicStudio用の新しいトーン素材集 CELSYS トーン素材集 for ComicStudio 4.0 vol.2 が発売になりました。

トーンの素材はいくらでも欲しいのが漫画家の性。もちろん発売と同時に購入してインストール済みです。

画像は今回の素材集の中で一番いいなと思った柄トーンを貼ってみたもの。わかりやすいように背景にペッタリ貼っただけですが、スカートやワンピースの模様などにも使えそうです。

だけど、こういう素材集では本当に使えそうなのはごく一部。(^^;;;; どう考えても使わないであろうトーンは外しておきたいんですが、市販の素材集のデータは普通にインストールすると任意のものだけ削除したり、自分で作ったフォルダに分類したりということが出来ないのが玉に瑕です。

もちろん普通じゃない方法を採ればできるんですが、トーンを整理せずに使うなんて有り得ないので、このあたりの仕様はできれば一考していただきたいところ。おそらく不正コピー防止のための措置なのでしょうが、ComicStudioの素材パレットの中でコピーしたとしても、そのデータを外に出すにはファインダー（Macの場合ね）での操作になるわけですし、それなら全く意味はないのでユーザーの利便性を損なうだけの規制はなくしていただきたいです。これがあるので新しいトーン素材集を買う度に面倒な思いをしなければならないんですよね…。

カバーイラスト完成

『パズルゲーム☆トレジャー』2巻のカバーイラスト、ようやく完成しました。正直言って描いてる時間より動画のエンコードや編集にかかる時間の方が断然長いです。(笑)

ある程度余裕のあるときにしかできませんが、作業工程をご覧にいただく機会はあまりありませんので私も楽しいですし、またぜひやってみようと思います。

こちらは「完成編」ですが、ぜひYouTubeで大きい画面をご覧になってください。私のチャンネルから一覧が見られますが、個別URLの方が画面が大きいのでこちらからどうぞ。

http://www.youtube.com/watch?v=3jvvZ023WCg

このページの右サイドバーにある「MiyukiNoma の他の動画」をクリックすると一覧が出ます。全部で9本もあるので大変ですが(笑)、お時間のあるときに見ていただけると嬉しいです。

【使用ツール】

• Mac Pro：2×3.2GHz Quad-Core Intel Xeon
• Mac OS X 10.5.8　[メモリ 8GB]
• タブレット：Cintiq12WX DTZ-1200W/G0
• 下絵＆ペン入れ：ComicStudioEX for Mac 4.3.1
• 彩色：Photoshop CS4 11.0.1
• 画面撮影：Snapz Pro X 2.2.0
• 動画編集：iMovie 8.0.4

そしてこれが完成した画像です。この絵にデザイナーさんがロゴを入れてくれるわけですが、どんな風にしていただけるかとても楽しみです。

カバーが終わったので、これから各話のサブタイトルをつけたり本文修正の作業。来週半ばには終わらせなければならないので大急ぎです。

カバーイラストペン入れ

昨日に続き、ペン入れ編の動画をアップしました。下絵は考えたり迷ったりしながら描いているので少し時間がかかりますが、ペン入れは基本なぞるだけなので早いです。ですから動画も昨日よりは短めです。

ペンの線がはみ出しているところをサッと消しているのは、ComicStudioのベクターレイヤーで使える「交点消去」という消しゴムツールです。文字通り線が交わっているところまでワンクリックで消せるのがとても便利です。

また、線を摘んで補正しているのはそのまんま「線つまみ」というツール。これもベクターレイヤーでだけつかえます。ベクターレイヤーというのは要するにPhotoshopやIllustratorのパスと同じものなので、こういうことができるんですよね。液晶タブレットでかなり描きやすくなったとは言え、やはり紙に描くのとは多少違うので、こういう補正がとても役に立ちます。

今夜はこれからこの続きを描くわけですが、ComicStudioのファイルのままでは他のアプリケーションで開けないので、一度psd形式に書き出してからPhotoshopでの作業になります。続きも撮影しようと思っていますのでまたご覧下さいね。

カバーイラスト下絵

11月6日に白泉社から出る『パズルゲーム☆トレジャー』2巻のカバーイラストを描いています。

まだ下絵の段階なのですが、自分のモチベーションを高めるために作業過程を撮影し、YouTubeにアップしてみました。

長くなってしまうので速度は倍にしてありますが未編集の動画です。厳密には一時的に中断して止まっていたところだけ削除しましたが、その間はなにも触っていないので描く課程はそのままです。

前に動画を上げたとき、無音なのがちょっと淋しかったので、夫がGarageBandを使ってBGMを作ってくれました。音源が短かったので適当につないで付けてしまいましたが、もしかすると切れ目のところが変かもしれませんけど気にしないでね。

これからペン入れをして彩色しますが、それも撮影してアップする予定です。問題は作業にかかる時間より、iMovieで編集したりYouTube用に変換してアップロードする方が長いってことですが、まだ2日くらい余裕があるのでゆっくり楽しみながらやろうと思います。(^^)

運動部ストラップ

『パズルゲーム☆はいすくーる X』の中に登場する小道具の「運動部ストラップ」です。

文化祭（大門高校の方のね）で手芸部の女の子が作って売っている…という設定。なにでできているんでしょうね。(笑)

ComicStudioEX4.0の中に同梱されている3Dデータの中の「テクスチャ付きデータ」に、サッカーボールと野球のボールが入っていたので使ってみました。バスケットボールはなかったので、ネットで探した写真を参考にラインを引いてグラデーションのトーンを貼っています。

ストラップの金具と紐は手描き。もちろん一つだけ描いたものを複製しました。

値札は、先に矩形ツールで長方形を描いてからその中にテキストツールで文字を入れ、それをストラップのパースに合わせて「自由な形に」変形させています。

描いてみたらなんだか可愛かったので（香月のセリフに『これ かわいい』というのがあるので可愛くないと困るんですが）、ちょっと載せてみました。

空を紡ぐ

…なーんてカッコイイ（ような気がする）タイトルをつけてみましたが、何のことはない、雲の形がけっこう良かったので写真を撮ってComicStudio用のトーンに加工してみただけです。
でも、ただ撮っただけの写真では画面の雲の量が少なくてトーンとして使ったときに間延びしそうだったので、位置を詰めたり他の写真から合成したりしてみました。

そして、出来上がったトーンはこんな感じ。ドットで表示されるように部分的に拡大したものです。

カラーやグレーの写真からComicStudio用のトーンを作るのはちょっと手順がわかりにくいのですが、素材パレットのトーンのところで任意のフォルダを開き（ユーザーフォルダ直下です。新規フォルダも作れます）、パレット上部のアイコンが並んでいるところから一番右の［メニュー表示］の［新規トーン］を選択。プロパティパレットの中の［トーン種別］のタブを［背景］にしてからフォルダ選択アイコンをクリック。トーン化したい画像を選択して一番下の［新規トーン作成］ボタンを押すと、最初に開いたトーンフォルダに追加されます。わかりにくっ。(笑)

でも、この方法を使えば自分で撮った空の写真などをトーン化していつでも原稿に貼ることが出来るので便利です。

さて、私がゲストで出演させていただいた「Apple news radio ワンボタンの声」、第二回は明日の朝配信です。ぜひどうぞ。(^^)