Miyuki's Diary

バッグが見つからない

打ち合わせで銀座に行ってきました。せっかく銀座なので、まずは父の日のプレゼントを買いにデパートへ。母から聞いたリクエストは「流行のボタンダウンのポロシャツで、淡いピンク」というものでした。
ボタンダウンのボロが流行っていることは知りませんでしたが、店員さんに聞いたらどうやらクールビズの影響でけっこう出ているとのことです。なるほど、ボタンダウンの方が普通のポロの襟よりもビジネスっぽくなるのかな？

目的のものはちゃんと見つかりました。やっぱりラコステだった。(笑) でも品物が良いので喜んでもらえると思います。

その後、前から欲しいと思っているバッグを探し歩いてみましたが、結局イメージ通りのものは見つかりませんでした。
焦げ茶の革製のメッシュで、ワンストラップで持ち手の途中にブロンズか金の金具がかませてある、くたっとしたラインのバッグ…というささやかな希望なんですが。

ちょっと近いバッグでとても素敵なものもいくつかあったのですが、ここで妥協したら負けだと思い（誰に？）グッと堪えました。もうこうなったら買い物というよりはハンティング感覚です。きっとどこかに隠れているはず。

その後、伊東屋でラフネームに使う小さいサイズの白紙のノートを買い、昼食を取ってから打ち合わせ。残念ながら今日はストーリーを決めるところまでは行きませんでしたが、今月の仕事はページが少なめなので、なるべく早めに片づけたいと思います。

床の線を簡単に描く

ComicStudioの詳しい手順や問題点を独自の視点で解説している摩耶薫子さんのブログ、新版：コミスタver.4作業手順　By名称未設定に、楕円を自在に描く定規という記事が上がっていました。

EXの3D機能を使った裏技的な方法なのですが、この記事を拝見するまで定規レイヤーを3Dワークスペースにドロップすることができるなんて知らなかったので目から鱗です。
このTipsを応用して床の線やタイルを描く定規を作ってみました。

床の線というのは普通にパースを取って描けばいいものなのですが、ComicStudioで2点透視のパース定規を作っても消失点が画面から遠かったりすると操作が面倒だし、タイルやフローリングの幅をきちんと合わせるのが案外大変だったりします。
床の線なんて、シーンの中で特別重要な大道具として登場するわけではないので、ここにあんまり時間を掛けたくないですよね。

以前からこの作業を簡略化するために、予め等間隔の格子を引いたレイヤーを作っておき、「移動と変形」の「自由変形」でパースを合わせていたのですが、なかなか一発で思った通りの形にならずに焦れったい思いをしていました。

でも、先ほどの3Dワークスペースに定規が持って行けるのなら話は別です。以下が床線定規の手順です。

まず、適当なレイヤーにサブ定規を表示させて直線を定規モードで1本引き、それを適当に作った3Dワークスペースにドロップします。
そして、その定規をコピー＆ペーストして「移動」の「前後」で位置をずらし、欲しい数だけ繰り返します。

さらに最初の1本を90度回転させ、長さも揃えてからそれをコピー＆ペーストし、今度は「左右」で増やして格子を作ります。
出来たものを「カメラ」で回転させたものがこれ。もうこれだけで学校のPタイルみたいでしょう？

ここでできたものは「定規」なので、別の描画用レイヤーの「定規にスナップ」をONにしてペンツールでなぞると、はみ出しを気にせずに定規に添った線が引けます。

3Dワークスペースの表示を消すとこの通り、タイル状の床線が引けました。

タイルにしなくても、平行線だけでもフローリングの線を引くことが出来ます。これも勘だけで引くとタイルより幅の位置決めがシビアなんですよね。

でもこの定規を使えば楽々。ペンの設定で「入り・抜き」をONにしておくと、さらに雰囲気が出ます。
角度や大きさを3Dワークスペースで自由に変更できるのが便利なところ。

一度線を引いてから、3Dワークスペースをレイヤーごとちょっと移動させたりすると、二重線も簡単に引けます。これで床板の厚みを表現し、ちょっと汚しを入れてツヤのトーンを貼ったりすればフローリングの完成です。これまでとは比べものにならない速度でここまで描くことができるようになりました。

これをもっと応用して、壁の角の3点透視のパース定規とかも作ってみようとしたんですが、さすがにそこまでは準備の労力のわりに使用頻度が少なそうなので途中でやめてしまいました。

こちらは以前作った星とハートの定規を変形させたもの。定規レイヤーには「移動と変形」は使えませんし、描いてから変形させると下の画像のように線の太さも変わってしまうので（ベクターレイヤーの場合）線幅修正で変更しなければならないので手間が余分にかかります。

この辺りは、自分がやりたい目的に合わせてどちらが効率的か考える必要がありますが、知っておいて損はないですし、変形の一つの方法として覚えておこうと思います。

Photoshopがちょっと重い

私のマシン(Mac Pro 2 x 3.2 GHz Quad-Core Intel Xeon)にはPhotoshop CS4 Extended が入っていますが、最近なんだか起動に時間がかかっているような気がします。ちゃんと計測したわけではないのですが、CS3のときはもうちょっと早かったようだし、もしかしたらインストール直後の方が早かったかも。
起動もそうですが、ファイルを開くのに時間がかかっていてそういう印象になっているのかもしれません。
メモリも以前は4GBで今は8GBですから理論的には今の方がサクサク動くはずなのですが、ひょっとするとOSのバージョンが細かく上がっているからかも。

特に目立った不具合があるわけではないので、今のところは様子を見ますが、もしこの印象が確信に変わったら、Photoshopの初期設定をクリアしてみるとか何か対処したほうがいいのかも。
まあ、CS4はめっちゃ重いと出る前から言われていたものなので、これで正常なのかもしれないんですが。

ComicStudioアップデータ公開

Mac版ComicStudioのアップデータが公開になりました。

リソースノートの【修正内容】を見ると、

テキスト入力においてルビを振る文字を複数行に改行した際に、2行目以降のルビ入力が反映されない場合があります。その現象を修正しました。

という一文が！ これ、これですよ！ 私がずっと格闘していた不具合は！（こことかこことかこことか）

テクニカルインフォメーションフォーラムでも報告して、自分でも考えうる限りの検証を行って、それでも「普通に打てている」というMacユーザーの友達の言葉に愕然とし、別ユーザーを作ってその現象が再現されないことに驚いて結局OSを再インストールまでやったのに！

やっぱりバグだったのかいっ。(^^;;;;

バグとして修正点に含まれるのならその旨フォーラムの方で報告して欲しかったです。そうしてくれればあそこまで執念深く検証を繰り返すこともなかったのになぁ。

他にも、文字サイズのスライダーで変更が反映されない問題など、気になっていたことがいくつか修正されています。ふぅ。

デジタルコミック ブラシ&トーン素材

いろいろとお世話になっているデジタルノイズさんから、デジタルコミック ブラシ&トーン素材 ふんわり (DVD付)という素材集が発売になっています。

アマゾンでも購入できますが、DIGITALNOISE WEB SHOPから購入すると、いろいろとサポート面で有利ですしブラシ&トーン素材本講座で割引が適用されます。

中味はPhotoshopとComicStudioで使えるパターンブラシやトーンの素材が満載。タイトルに「ふんわり」とついているだけあって、羽やハート、蝶などのとても綺麗なデータが入っています。

推薦文には一条ゆかり先生のお名前も！(^^)

DVDディスク2枚分の太っ腹素材集ですので、デジタルでイラストや漫画を描いている方にはとても使い応えのある内容ですよ。
私も次の仕事からさっそく活用しようと思います。

ジュエリー・コネクションシリーズ一覧ページ

ebookjapanで『ジュエリー・コネクションシリーズ』の16冊がまとめてご覧いただけるページができました。

『パズルゲーム☆はいすくーる』のときと違って『ジュエリー・コネクションシリーズ』の配信は1冊ずつでしたので、まとめページを作っていただくまではちょっと買いにくかったかもしれません。
ただ、こちらには巻数表示がないので順番がちょっとわかりにくいですね。刊行順は、

ピンキーリング (ジュエリー・コネクション 1)
ピアスをはずす女（ジュエリーコネクション 2）
天使の髪飾り（ジュエリーコネクション 3）
閃光のサフェイロス（ジュエリーコネクション 4）
ダイヤモンド迷宮（ラビリンス）（ジュエリーコネクション 5）
ばら色真珠の秘密（ジュエリーコネクション 6）
オパールは熱く濡れて（ジュエリーコネクション 7）
君はルビーの嘘をつく（ジュエリーコネクション 8）
エメラルド・シティ（ジュエリーコネクション 9）
トパーズの夜（ジュエリーコネクション 10）
宝石の素顔（ジュエリーコネクション 11）
香港翡翠幻想（ジュエリーコネクション 12）

アダマントの砦 (新ジュエリー・コネクション 1)
トルマリン物語（トリロジー） (新ジュエリー・コネクション 2)
感じるサファイア (新ジュエリー・コネクション 3)
柘榴石の涙 (新ジュエリー・コネクション 4)

となります。

Windowsの方だけになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ちょっと寒いですよね

昨日からちょっと雲が多めで、今日は時々雨になりました。今も降っていてこれから雨足が強くなるようです。
陽射しがないので気温も低め。室内にいてもちょっと冷えるな…という感じです。もう桜も終わったのに。

なのに仕事ではもう浴衣ですよ。( ・_・;) これは先日描いた<>『パズルゲーム☆はいすくーる X』の予告カットです。「夏祭り」のお題が出たのでこういう絵になりました。
お題があっても、実際に雑誌に掲載されるときはものすごくちっちゃくなっちゃうんですけどね。

実際の季節では秩父の芝桜が満開だったり亀戸天神で藤祭りが始まったり。連休にどこかお花が見られるところに行きたいと思っていますが、問題は花が見たいのは家族の中で私だけだということ。やっぱダメかもなー。(-"-;)

ノートと万年筆

先日銀座で買ってきたノートと万年筆です。

私はMacで漫画を描いているので全てデジタル作業なのですが、今年に入ったくらいからこういうノートに万年筆でプロットやネームのラフをバリバリ書いて、それを見ながらComicStudioの画面で最終ネームにしているというわけです。
ComicStudioは漫画を描くのに十分な機能を備えた素晴らしいアプリケーションですが、作品サムネイルの状態では何か書き込むことはできないので、多ページの流れを見ながら大まかな内容を作って行くのは少々苦手なんですよね。

久しぶりにアナログなノートや万年筆を手にして元々好きだった画材や文房具への愛が蘇りました。（Macももちろん大切な道具なので愛していますけど）

せっかくなので、この愛を更に一歩進めてネタにもしてしまおうと思っています。(笑)

ナットクラッカーとレッドクリフ

ebBookJapanで、「ナットクラッカー」のダウンロード販売がスタートしています。ずいぶん昔に描いたものですが、私には数少ない海外もので読み切りではなく連載だった作品です。内容はもちろんミステリー。Windowsの方しかビューワーがダウンロードできませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

今日は家族で「レッドクリフ Part II」を見てきました。（公式サイトはいきなりBGMが流れるので敢えてリンクはしません）
実は私は歴史ものに全く興味がなく、三国志の知識もゼロ。諸葛孔明の名前をかろうじて知っている程度です。（だからクイズ好きでも歴史の問題には弱いの）
なのになぜこれを見に行ったのかと言うと、息子が大の三国志好きだから。Part I のときに夫と息子で劇場に見に行き、昨夜はDVDでおさらいをするのにつき合わされました。そして今日もほぼムリヤリ連れて行かれる羽目に…。(^^;;;;
まあ、監督がジョン・ウーですし制作費てんこ盛りの大作ですから、何も知らなくてもそれなりに楽しめます。でもやっぱり三国志に思い入れがある人の方が絶対面白いんだろうなぁ。

すがやみつるさん来訪

今日はすがやみつるさんが我が家にいらっしゃいました。来訪の目的は、7日の火曜日からスタートするebookjapanのWEBマガジン「KATANA」に掲載予定の「漫画家・夢の工房」という連載のためです。
すがやさんが漫画家の仕事場を訪問して製作環境などをレポートするというものだそうですが、その第二回に私が登場させていただくことになりました。

すがやさんとは、日本推理作家協会のパーティなどでお目にかかったりネット上で親しくさせていただいていますが、まとまった時間ゆっくりお話をする機会はあまりなかったので、今日はいらしていただけてとても嬉しかったです。(^^)
漫画家としては大先輩なのに、私がインタビューされる側なんて大変僭越ですが、すがやさんはとても物腰の柔らかいジェントルマンなのでこちらも緊張せずにいろいろお喋りできました。
漫画家でパソコンとF1が好きというだけでも共通点どっさりなので話題が尽きることはありません。

今日はこれからマレーシアGP。すがやさんもちゃんと間に合うようにお帰りになったので（というか、あらかじめその時間を見越していらっしゃる時間を決めました）、私もこれからライブで見ようと思います。