両手に買い物袋を3つくらい持って帰宅したとき、袋をいくつか玄関ドアの前に置いてドアを開けます。そのとき、一気に持ちきれなかった袋を一つ置いたままいったん中に入ってドアが閉まってしまうことがあります。一瞬だけ買い物袋が自分の視界から消えるわけですが、そういうときに必ず思い出すのは小さいときに読んだ『ファーブル昆虫記』のフンコロガシの話。
フンコロガシは糞団子を転がして巣穴に戻ってくると、巣穴の縁に団子を置いて一度穴に入るんですが、実験のためにそれを隠してしまうことを繰り返すと、ある種のフンコロガシはその「いったん置き」をやめるらしいんですね。ところが種によっては何度取られても置くことをやめようとしない。その違いが面白いという観察記なんですが、大好きな話でした。
もちろん玄関前に袋を置いても、一瞬閉まったドアの向こうで何か大きな手が袋を隠してしまうなんてことはありえないんですが、どうしても思い出しちゃうんですよ。自分の荷物が見える範囲にないと不安になるのはこのせいでしょうか。それとも物に対する執着心が強いだけ?(笑)
夫は今日と明日は仕事を休んでいます。近隣の小学校や息子の通う中学の入学式のため。小学校はどこも今日が入学式でしたが、中学の学区内全部を回ることは出来ないので、PTA副会長の方と手分けして列席してきたようです。行くとお菓子とかいただけるので私もちょっとウレシイ。(引き菓子などは、出席した人が持ち帰ることになっています)
しかも午後は家にいるので家事を任せてしまえるのも更にウレシイ。(笑)
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