1年3ヶ月ぶりのSCRIPTワンマンライブに行ってきました。今日は高田馬場CLUB PHASEでしたが、今まであった客席の段差がなくなってしまい、混んでいると後ろの方からはステージが見えにくくなってしまいました。ちょっと厳しいなぁ。それでも真ん中よりはやや前の右よりの場所が取れたので、胸から上が見えただけでもラッキーだったかも知れません。
ライブはとてもSCRIPTらしさが出ている選曲で、ステージと客席の一体感がとても良く出ていたと思います。やっぱりSCRIPTが好きだなー。アンコールを含めて2時間弱でしたが、あっという間に終わってしまったような印象があります。
嬉しかったのは、大好きな「プライド」と「いじわる」の両方が聴けたこと。曲名をクリックするとiTunesが立ち上がりますので、ぜひそこに表示された曲名をダブルクリックして試聴してみてください。いい曲なんですよ〜。
今回は2daysなので明日も見られます。（＾＾）ただ、明日は客席の真ん中に太い柱のあることで有名なLa mamaなので、今日よりも更に見えないかもしれません。整理番号悪いし。(^^;;;;
桐野夏生 文藝春秋
桐野夏生氏が最も得意とする、女性の内面を徹底的に追求した短編集である。怪作「グロテスク」で発揮された女の嫉妬心や理不尽な処遇への怒りの描写を凝縮したような作品も多く、短編集とは思えない濃厚さで読む者に迫ってくる。
ただ、そういう傾向の作品の中で表題作の「アンボス・ムンドス」は少々趣を変えている。女性が一人称で「作家」に語るという形式を取っているために、読み始めはやはり「グロテスク」のようなタイプの作品かと思われたが、ラストにいたってこれはある意味で本格ミステリなのだとわかった。
この本の帯には、「アンボス・ムンドス」に登場する恋人からの手紙の文面が一部引用されているのだが、その「一日前の地球の裏側で、あなたを待っています。」というところだけ読むと、昨今流行の悲恋ものだと読者をミスリードしているようにも見える。確かに悲恋ものではあるのだが、いわゆる「泣かせ」系だと思って読むと、作品の根底にある「悪意」に衝撃を受けるだろう。
傑作短編集である。
ISBN4-16-324380-1 ￥1300+税
三雲 岳斗 光文社
15世紀の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチを探偵役とした本格ミステリ短編集。パズラーの要素が満載で、安楽椅子探偵の様相も呈している。
中でも「二つの鍵」は、論理ミステリの手法をとった傑作である。モチーフに「箱と鍵」が使われているために、どことなく森博嗣氏の「封印再度」を彷彿とさせる。「封印再度」のトリックは、個人的に日本で最も美しいトリックの一つだと思っているのだが、開かない箱というものはなぜこんなにも魅力的なのだろうか。
探偵役のダ・ヴィンチが「美しい男」として描かれているのも楽しい。しかし、彼の容姿がビジュアルで確認できないのは小説である以上諦めるとして、作中に登場する絵画や小道具、トリックの説明などに図版の類が全くないのは残念である。
大変面白かったので、ぜひ、シリーズとして続刊を望む。
ISBN4-16-324380-1 ￥1300+税
2046を見ました。見終わってからアマゾンのレビューを読んだんですが、見る前に読んでおけば良かったと激しく後悔しました。この映画は予習してから見なければならなかったんですね。
私はウォン・カーワイ監督や主演のトニー・レオンに全く思い入れがなかったので、予備知識も他の作品も知らずに見てしまったので、たぶんこの作品の良いところが理解できなかったんだと思います。好きか嫌いかで尋ねられたら決して嫌いではないんですが、監督の意図する描き方に慣れていないし、あちこちに散りばめられている（らしい）キーワードにも反応することが出来ず、見ている間もどかしい思いをすることもしばしば。失敗したなぁ。
それにしても、ポンチョで謎の鉄道に乗っているキムタクは999の鉄郎に見えてしまったよ。
「新・パズルゲーム★はいすくーる」第3巻と文庫版「パズルゲーム☆はいすくーる 」第12巻の見本が届きました。新の3巻の方はデザインの関係上、イラストの下部がだいぶ隠れてしまっているので元の絵をこちらに載せてみました。（ギャラリーのページにもカバー後ろのイラストと一緒にアップしてあります）
昨日、ネットのニュースで要らなくなったブランドの再利用方法という記事を読んで初めて知ったのですが、「楽天トラベル」 って前は「旅の窓口」だったところなんですね。「旅の窓口」なら旅行サイトとしては老舗なので名前はよく知っていたんですが、楽天に買収されていたことは全然知りませんでした。楽天は楽天でもちろん知名度も安心感もあるのでいいんですが、この記事の通り、確かに元の名前を全く使わないのはもったいない気がします。
そう言えば実はこれと全く同じ感想を、私が大好きなバンド、SCRIPTにも抱いていました。「ESCAPE」の大ヒットがある「Moon Child」の名前を全く使わないのはもったいないなぁ…って。それでもRicken'sの活動をするようになってから、ワンマンライブのアンコールでMoon Child時代の曲をアコースティックギターで演ってくれたりすることもあったので（この一人アンコールは先日のワンマンからなくなってしまったようですが）多少は有効利用していたんですけど、なんだかやっぱりもったいない。
私はMoon ChildよりはSCRIPTの方が好きなのでいいんですけどね。
今週末には待ちに待ったSCRIPTのワンマン2daysがあります。仕事はけっこう詰まっているけど、これだけは絶対に外せないので風邪なんか引かないように注意しなければ。
「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」という本を読みました。アップルコンピュータのCEO、スティーブ・ジョブスが、アップルを創業してから一時追放され、ピクサーで成功を収めると同時に復帰してアップルを再生するまでのノンフィクションです。
彼の軌跡はだいたいのところは知っていましたが、綿密な取材で相当突っ込んだところまで描写されているので初めて知るエピソードも多く、分厚い本なのに一気に読んでしまいました。（おかげで今日は寝不足です）
私はジョブスの基調講演のパフォーマンスを見るのは大好きだし、彼のデザイン面でのこだわりや思想には共感するところが大いにありますが（だからこそのMacユーザーなわけですけど）、もし身近にいる知り合いだったらやりにくいかも知れないなー。(^^;;;;
そして、これまで見る機会を逸していたファインディング・ニモも見ました。さすがアカデミーの長編アニメーション部門作品賞を受賞しただけのことはあります。親子関係の描き方も過不足ない感じでバランスがいいし、途中全く飽きさせることなくラストまで持って行く演出力はお見事。さらに、最も難しいとされる水中の表現も素晴らしいものでした。
エンドロールでディズニーのロゴが出たときに思わず、「ディズニーはピクサーがどんな条件を出してきても呑まないとダメだよ」とつぶやいてしまったくらい。
これを見た直後に上記の本を読んだのもいいタイミングだったと思います。
今週は別にDVD消化キャンペーン中というわけではないんですが、買ったままになっていた真夜中の弥次さん喜多さんも鑑賞。これは好き嫌いが別れる映画でしょうね〜。私は好きですが。
全編悪夢（それほど不快じゃない夢ですが）を見ているような映画で、ミステリの文法で意味を読み取ろうとしたりしてはダメなんだなと思いました。私の悪い癖で、例えばツイン・ピークスを見たときなんかも余計な推理しちゃったりして友だちに「そういう内容じゃない」と突っ込まれたりしましたが、今回も夫に「一本筋があると思わない方がいい」と釘を刺されました。もー、クドカンやりたい放題。
全編悪夢と言うとテリー・ギリアムのことを真っ先に思い浮かべますが、目指すところはあの辺だと思って良いのでしょうか。
ミステリーボニータの担当さんが替わりました。今度は女性の編集さん。銀座の喫茶店で引き継ぎの打ち合わせをしてきました。これからどうぞよろしく。(^-^)
銀座に出たのでアップルストア銀座を覗いてきました。初めてビデオiPod
の実物を見ましたが、想像以上に薄くてびっくりしました。これならiPod nano
の薄さや小ささに惹かれた人も選択肢に入れてしまいそうです。いいな〜。
ついでに新しくなったPowerBook G4 15インチもちょっと触ってみました。液晶が以前のモデルよりも綺麗になったらしいですが、これは実際に長時間使ってみないとわからないですね。でも、2本指でスクロールできるマウスパッドはとても便利。（私のPowerBookは古いのでこれが使えないのです）来年の夏前にはIntelチップ搭載の新しいPowerBookが発表になるでしょうけど、新機種に不安がある人やすぐに必要な人にとっては買い時ですね。たぶんG4のクロック数はこれ以上上がらないと思うし。
気象予報士の森田正光さんが主宰しているお天気や 第1回公演「あしたはあした」という舞台を見てきました。この舞台、昨日と今日の二日間だけのものですが、出演者は全て気象予報士とお天気キャスターというもの。収益はスリランカに幼稚園を作るために寄付されるそうです。
舞台は思っていたよりもずっと楽しめました。気象関係の歴史的なエピソードの紹介や、天気予報の今後のあり方などを考えさせられる部分などもあって面白かったです。演技そのものは若干練習不足もあったようですが、普段メディアで活躍している方達なので発声などはさすがでした。
次回公演があるかどうかは未定のようですが、面白い試みなのでまたぜひ何らかの形で活動を続けて欲しいと思います。
アンケートを書くともれなく気象庁のマスコット「はれるん」のグッズがもらえるのも嬉しかったですよ。私がもらってきたのは、こちらに掲載されているボールペン。ストラップや縫いぐるみの販売もしていましたが、縫いぐるみはけっこう売れているようでした。
今年の冬はウォーム・ビズ…ということで、なるべく暖房を入れる時期を遅らせようと思い、羽毛ブーツというのを買ってみました。さすがに暖かいです。（今日はそんなに寒いわけじゃないけどね）これで長時間机に向かっていても足下が冷えずに済みそうです。
ただ、これを履いたまま室内を歩くのはブーツを傷めてしまいそうで怖い。(笑)
これを履いてみたときにふと思い出したのはお産のときのこと。分娩台に上がった私の足を看護師さんが白い布でくるんでくれたんですが、そのときの暖かさととてもよく似ていたんです。息子が産まれたのは3月の終わりで部屋には空調も入っていたはずですが、少しだけ寒かったんですよね。私自身は長時間の陣痛で大汗かいていたので寒いくらいでも大歓迎でしたが、足を温めてもらえたのは嬉しかったことを覚えています。もう15年近く前のことなんだなぁ。
Recent Comments