アイリーン・ウィルクス ハーレクイン シルエット・ディザイア (D952)
カンザスでスペイン語を教える平凡な女教師であるジェーンは、バカンスで訪れたカリブ海の島でゲリラ戦に巻き込まれてしまう。
危ういところを助けてくれたのは、バスで一緒だった謎の男「ジョン」だった。二人は逃げる途中で関係を持ってしまうが、帰国後、身体の変調に気づいたジェーンの元にジョンが現れてプロボーズをする。
おそらくこの著者は、こういう設定の話が得意なのだろう。「プロポーズのゆくえ」の第三話「口づけは甘い罠」に少々近い雰囲気がある。
しかし、この話の後半はジェーンの住むカンザスの小さな街が舞台であり、前半とのギャップもまた楽しい。
ラストでジェーンがある「活躍」をするシーンは、とても好きな設定で心に残った。
ISBN4-596-50952-2 ¥610+税
Recent Comments