私と同世代の漫画ファンならご存じの方も多いと思うのですが、和田慎二先生のミステリ漫画の傑作「愛と死の砂時計」の中に、「香るジュエリー」というものが登場します。
これは事件の捜査の手がかりになる小道具なのですが、透かし加工のロケット型ペンダントヘッドの中に「宝石」が入っていて、その宝石に「香水が長く香る特殊な加工」が施されているというものでした。
作中ではその加工について詳しく述べられてはいませんでしたが、その宝石からラベンダーの香りがしていて、事件の関係者がそれを覚えていたことがある人物を捜すきっかけになっていたんですよね。子どもの頃から小説でも漫画でも、宝石やアクセサリーが出てくるものに強く反応してしまった私は、大人になってからもそれに近いものをずいぶん探しました。
宝石の出てくる漫画を描いていたのでそれなりに詳しくなった今でも、「宝石」そのものにそういった加工をしたものの存在は知りません。和田先生に聞いてみたことはないんですが、やっぱり先生の創作だったんでしょうか。
でも、なんと、最近になってそれに近いものを見つけました。香りのジュエリーというペンダントです。残念ながら宝石への加工ではなく、「球状粉末鋳造技術」というものを使って作られたシルバーアクセサリーなんですが、和田先生の描かれたものとけっこう近いと思いませんか?
残念ながらそう長い間香っているわけではない(実際に買って試したんです。・笑)のが残念ですが、垂らしてみたのは香水だったので、次はアロマオイルを試してみようと思っています。もしかしたらその方が長く香るかも。
ペンダントより安いストラップ 香りのジュエリー シルバー というのもあるので、長めに香るようならこちらを買ってみてもいいかなと思っています。もう少しデザインに種類があるといいなー。
懐かしいですね。「愛と死の砂時計」。
昔々美容院だか理容院で読んだんですが、
その後「スケバン刑事」で和田先生のファンになり「愛と死の砂時計」を読んだ時、「これ、昔読んだことあるな。。」と思い出したことがあります。
このペンダント、子供心に「いいな~」と思ったんでしょうね。私も買っちゃおうかな?
Posted by: のーりん | Monday, September 25, 2006 at 18:56