北森鴻さんが亡くなってしまいました。
東京創元社のお知らせページ/作家・北森鴻先生逝去
心不全だったそうです。とてもとてもショックです。私よりもひとつ年下なのに…。
日本推理作家協会や本格ミステリ作家クラブの集まりでお目にかかると親しくお話をさせていただいていました。香菜里屋シリーズや蓮丈那智シリーズ、冬狐堂シリーズが大好きでした。
私の文庫パズルゲーム☆はいすくーる (第12巻)に解説を書いてくださったこともあります。
この文庫の解説を書いていただいたのは2005年だったのですが、先ほど読み返していて衝撃を受けました。
最後の結びの文章が、
北森さん? どうしても五年後の自分を知りたい。じゃあ、ここだけの話、教えてあげる。
君はね……。
わあっ やめてください!!!!
というものだったのです。
そんなのってあんまりじゃないですか。
私のブログの2007年7月17日のエントリーにある色紙は、北森鴻さんの姪御さんに差し上げるために描いたものでした。そして今まで書かずにいたのですが、実はこの色紙をお送りした後しばらくして北森さんにお目にかかったとき、なんと色紙が到着する直前にその姪御さんが急逝されていたことを伺いました。色紙は間に合わなかったんだそうです。
そのときもとても辛くてお気の毒でどうしていいかわかりませんでしたけど、まさか北森さんまでこんなに早く逝ってしまわれるなんて。
悲しくて残念でたまりません。どうか安らかに。
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