Miyuki's Diary

自作花柄トーン

ComicStudioのユーザー向け素材共有サイトCLIPに、新しい花柄のトーンをアップロードしました。
だいぶ昔にコピー機でトーンが作れる糊つき透明フィルムにコピーして使うためにアシスタントさんに描いてもらった花柄です。デジタルに移行してからもそれをスキャンして使っていたのですが、グレーの部分にスクリーントーンが貼ってあったので、スキャンしてもその部分がドットになって拡大縮小するとどうしても荒れてしまいます。
そこで、思い切って元原稿に貼ってあったトーンを剥がし、線画の状態でスキャンしてComicStudioに読み込み、花にグレーのグラデーションで色づけをしてからグレースケールのPhotoshop形式に書き出し。それを今度は「新規トーン」で読み込んでコミスタ形式のトーン化しました。（この手順があまりにも煩雑なので、できればグレースケールのレイヤーを直接トーンに登録できるようにしていただきたいです。＞セルシス様）

こちらはその柄のアップ。CLIPに載せるときのサムネイル用画像です。 グレースケールのトーンなので、拡大縮小してもグレーの部分のドットサイズは変わりません。
もちろんレイヤーのプロパティパレットでトーンの線数を変更すればそれに準じます。

これがそのトーンをぐーーんと拡大したところです。線はどうしても綺麗じゃありませんが、グレーのところは綺麗なドット。

グレーの色を付けない線画のみのバージョンも作ったので、それはまた明日にでもアップロードしようと思います。

今日のポウ写真はアップ。正面を向いておすまししているように見えますが、実は私の膝の上で仰け反っているところです。見つめているのはカメラに付けてあるストラップ。このあとそれにじゃれついてとても写真が撮れる状況ではなくなりました。(笑)

iPadに漫画を表示〜i文庫HD

本日付で、iTunes AppStoreに日本の書籍に最適化されたiPad用書籍ビューワアプリ、i文庫HDがリリースされました。
実はこのi文庫HDの開発のお手伝いをしていたApple NOIRのDark局長さんに頼まれ、サンプル表示用のデータを提供していました。

Apple NOIR:日本発『i文庫HD』〜驚嘆のiPadアプリとその可能性

これは、『パズルゲーム☆トレジャー』2巻に同時収録された『28℃の扉』という読み切り作品です。ご覧のように、ページをめくったときにちゃんと裏うつりがあって、「本を読んでいる感覚」がとても大事にされているアプリです。

こちらはiPadを横置きにして見開き表示にしたところ。もちろんこの状態でもページをめくるアニメーションが付き、動作もとても軽いと教えていただきました。

実はこの「動作」に関して、さまざまな紆余曲折がありました。漫画の原稿は普通B4版の紙に描かれるので、私もComicStudioEXで作業するときの原稿用紙サイズはB4です。解像度は600dpi。それをそのままのサイズでJPEGデータに書き出しすると、5138 × 7441pixelと、かなり大きいものになってしまいます。

また、iPadは画面の縦横比がB版ではなく、132dpiの768 x1024。これは漫画の原稿よりも幅が少し太めです。なのでこのリサイズのことも考えなければなりません。縦横比を計算すると、原寸の場合は横幅が5605pixelくらいでいいだろうと思ってPhotoshopでカンバスサイズを変更しました。（40ページあるのでアクションを組んでバッチ処理をしました）

はじめにまず、原寸に横幅を追加して解像度600dpi、7441 × 5605pixelの巨大なデータと、解像度150dpi、2024 × 1536（普通に書き出すと1412） の小さめのデータをお送りして試していただきました。

予想通り、大きい方は読み込みにも時間がかかりますし、ページめくりの動作も重くなるというご報告。そして150dpiの方は動作はとても軽いが少し画面を拡大するとシャギーが目立ってしまうとのこと。

話が前後しますが、この「書き出し」は、色深度を「グレースケール」にし、トーン設定を「全て網点で出力」です。ここがちょっとポイントで、設定の中には「全てモノクロの網点で出力」というのもあり、こちらを選んでしまうと画面のドットやモアレが出る場合があって綺麗に表示されませんでした。

続いて、解像度300dpi、3720 × 2803 と解像度180dpi、2232 × 1681のデータを作成。これもトーン設定をあれこれ変えながら何度も試してもらいました。すると「300dpiでも若干重い。180dpiならサクサク」というお返事が。

私の出した結論は、180dpi、2232 × 1681pixelでグレースケール書き出し。トーンの設定は「網点で出力」。また、予めグレーで配信されることを意図して描かれた作品であれば「全てグレーで出力」。どのトーンも意識してプロパティパレットで設定済みならば「レイヤー設定に従う」というのが望ましいということです。印刷用データの定番である「全てモノクロの網点で出力」はお薦めできません。

こちらは本棚の画面です。i文庫HDに本として登録するには、書き出したJPEGデータを「01.jpg」から始まる連番のファイルにし、zipで圧縮する必要があるのですが、表紙はその中に含まれないので別に画像を用意します。今回は画面に色を塗る時間はありませんでしたが、せめてちょっと色味を持たせようと思って急いで表紙っぽい画像を作ってお送りしました。こちらはiPadの素のサイズ、768 x1024 です。

というわけで、自分のiPadはまだないのに、ひょんなご縁で書き出しサイズを知ることができました。このデータはすでにコミックスに収録されている作品なので配布するわけにはいかないのですが、近いうちに描き下ろしの短い漫画をiPadでご覧いただけるようにするつもりです。

もちろん、今月の仕事が終わってから着手するんですけど。

iPad予約開始

今朝未明、オンラインのアップルストアでiPadの予約がスタートしました。オンラインで購入できるのはWi-Fiモデルのみです。私はPocketWi-Fiを持っているので潔くGPS機能は諦めてWi-Fiモデルを注文。なぜか確認メールが2通来たりして慌てましたが、無事に契約成立メールも届いて「28日までにお届けします」と！
合わせて、品薄になることが予想されるアクセサリ類も購入しておくことにしました。

それらが終了したのが午前4時半頃。そして実店舗では10日からWi-Fi+3GモデルとWi-Fiモデルの両方の予約がスタートです。
我が家では当然夫用のiPadも欲しいので、仕事のある彼の代わりに私が予約に行くことにしました。ただ、電話回線の契約になるので、予約した人と違う人の名義で購入はできません。つまり28日にも私が取りに行って私名義の契約になるわけですが、家族間でそんなことは些末なこと。幸いiPadの購入は「お1人様2台まで」なので、すでにオンラインで買った私ももう1台予約可能です。この辺りのことは店員さんに確認してもらいました。オンラインで注文した人はすでに1台購入とカウントされるので、その後店舗で2台予約することはできないんだそうです。

こちらは午前10時にストアがオープンしたときの様子。午前7時頃に銀座に着いたのですが、その時点で並んでいたのは10人。私は11番目に並ぶことが出来ました。

最初に店内に誘導されたのは12人。契約カウンターのある2Fに行くためにエレベーターに向かったのですが、私の前の人の所で店員さんがストップをかけ、「1Fでも受け付けますのでこちらへどうぞ」と。1Fに契約用のMacは2台。つまり、そのまま最初に契約してもらえることに！

契約しながら、昨日の時点で錯綜していた情報についても確認してきました。以下、箇条書きにしてみます。

●アップルストアで売るiPadも、3Gモデルは全てSoftBankとの契約が必要
●その場で契約をするので、契約なしのiPadを持ち帰ることはできない
●どの店で売られているものでもSIMロックされている
●今日、Wi-Fiモデルを予約したら、28日に3Gモデルに変更は不可
●データ定額プランかプリペイドブランかは28日に変更可能
●1人2台まで購入可能だが、オンライン購入分も数に含まれる

とのことです。また、iPadのSIMは海外でのデータローミングに対応していますが、高額な請求になる可能性があることを理解しておくようにとのことと、3Gモデルで提供されるWi-Fiスポット使用料（月額490円）は24ヶ月は無料ですが、その後は有料になるとのことでした。（もちろん2年後に何かキャンペーンなどがあればその限りではありません）

また、今日の予約は「28日に確実に手に入る」ことを約束するものではないとのこと。これはiPhone 3GSのときと同様ですね。店側も当日にどのモデルが何台入荷するかは知らされていないのです。つまり28日も予約のある人から先着順。予約のない人でも、予約有りの人の列が途切れて在庫があれば売ってもらえますが、予約があっても遅く着いたときにはなくなっている可能性もあるわけです。

開店前に並んでいたときには、40代前半くらいの女性がアップルストアのショーウインドウと行列をしきりに見比べ、その近くで唯一の女だった私につかつかと近寄って「何に並んでるんですか？」と聞いてきたので、「iPadの予約です」と答えたら、「え？ 予約だけにですか？」と、とても驚いていらっしゃいました。…すみませんねぇ。でも今日予約しないと発売日に手に入らないんですよ。

写真や動画でお分かりの通りマスコミの取材もたくさん来ていて、TBSとフジテレビのクルーに取材を受けました。（ただの客として、です）先ほど見ていたらTBSではコメントも流れたようですね。フジの方は確認できなかったのですが「チラッと映った」と友達が教えてくれました。他にも毎日新聞の記者さんとはけっこう長めに話をし、私の仕事のことなども説明してきましたので、もしかするとどこかに名前を入れてくれるのかも知れません。

というわけで長い一日が終わりました。全然寝ていないのですがまだ平気なのは気分が高揚しているからでしょうか。(笑)

自作トーン作成

昔、アシスタントさんに描いてもらった花柄をデジタルトーンに加工するためにスクリーントーンを剥がしました。もう15年以上は前の原稿ですが、トーンの糊がまだしっかりしていてけっこう時間がかかります。油断すると下の紙まで剥がしてしまうし。
この花柄はすでにスキャンしてデジタルトーンとして使うこともあったのですが、スクリーントーンのドットがあるために拡大縮小すると綺麗に使えないのが難点でした。なので、今回は余計なところをなくしてから再挑戦です。

こちらがようやく剥がせたところ。これをスキャンして線の乱れや汚れを修正し、連続パターンになったときにつなぎ目が見えないように工夫してからトーン化します。一応、線画だけのものも作ってからグレーで色を塗ってみる予定。まだちょっと先が長いですね。…ストーリーを詰めなきゃならないんですが。(^^;;;;

でもちょっと席を外すとこの通り、ポウとの椅子取りゲームに負けてしまいます。

さて、明日はいよいよiPadの予約開始日！ 私はアップルストアに予約に行こうと考えていますが、どのくらいの行列になるのかはたまた行列などできないのか、今の時点ではさっぱりわかりません。夫の分も予約するので「お一人様2台まで」で良かった！（こちらのページ参照） 確か昨日は1人1台だったような気がするんですが、アメリカの場合と揃えてきたのかもしれません。

iPadの販売と料金プラン発表

もう、iPadのことで頭がいっぱいです。(笑)
私の第一印象は「よくこの料金プランを出してきた」ということ。SoftBank偉い！

日本ではソフトバンクモバイルが5月28日よりiPadを提供

料金プラン｜SoftBank

iPad 販売価格一覧表｜SoftBank

予約販売について｜SoftBank

16GBのWi-Fiモデルの現金販売価格は48960円。アメリカの価格より割高ということもなく、5万円を切ってきました。そして月額料金も3000以下。データ定額プランで24回払いにすると金利も0%です。

ただ、アメリカ版のiPadと違ってSoftBankが販売するのはSIMロックだとのこと。日本でSIMロックフリー版の発売があるのかどうかはまだ公式な発表はありません。また、アメリカで3Gモデルを購入して日本に持ち替え立ったとしても、リーズナブルな料金で使えるMicroSIMカードがあるかどうかもわかりません。（先日docomoが出す宣言をしていましたが、料金の発表はまだです）

予約が開始するのは10日。それまでにどのモデルを買うのか決めておかなければなりませんね。

さて、ComicStudioのセルシスが運営している素材共有サービスCLIPに、新しいブラシをアップロードしました。
ComicStudioをお使いではない方には関係のない話なのですが、サンプル画像として新しく描いたものなので、こちらでご覧頂こうと思います。この黒いワンピースの縁のレースがブラシを使って描いたものです。こういうブラシはとても簡単に作れるので、用途に応じて自作したりCLIPからピッタリのものをダウンロードできるのがComicStudioの醍醐味でもあります。

打ち合わせとカフェランチ

今日は午後からららぽーと豊洲の喫茶店で打ち合わせがあったので、少し早めに家を出てららぽーとのすぐ隣にオープンしたCAFE;HAUSでお昼ご飯を食べてきました。
今日がオープンということもあって大繁盛でしたが、ランチタイムにしてはやや遅めだったこともあって空席もありました。店内の椅子も空いていたのですが、敢えてテラス席を希望。どんよりとした曇り空でしたが開放感が気持ちよかったです。

ランチメニューはパスタやハンバーガーなどもありましたが、つい「日替わりライスボール」を注文。今日は豚の生姜焼き丼です。(笑) 写真には写っていませんが、グリーンサラダもついていました。

今日は別の喫茶店で打ち合わせをしましたが、店内も広いので次はここで打ち合わせというのもいいかもしれません。

打ち合わせの方は順調に終了しました。今やっているのは『パズルゲーム☆Jr.はいすくーる』のストーリー作りですが、大まかなところは決まったのでこれから細部を詰めてなるべく早くネームに入りたいと思います。

さて、写真は我が物顔で食卓で寝るポウ。昔飼っていた猫は食卓と仕事机には乗らないように躾けたので、少なくとも私が見ている間は遠慮していたのですが、ポウは甘やかしてしまったのかこの有様。

カメラを向けたら寝返り打ちました。ぶ…ぶさ可愛い。(笑)

  

ComicStudioでの原稿の進め方

Twitterでネームの話題が出ていたので、私も先日の『パズルゲーム☆トレジャー』のときのネームをキャプチャしてみました。
これは現在発売中の『シルキー』6月号に掲載されているものの1ページ。私はストーリーが決まったらまず、テキストエディタ（Jeditを愛用）でザーッとページごとの内容をテキスト打ちし、それを見ながらComicStudioの画面に鉛筆ツールでザクザクとコマを割り、ネームをテキストで入れていきます。

全ページにネームが入ったら、枠線を引いてコマフォルダを作り、セリフにフキダシをつけます。ComicStudioにはデフォルトでもフキダシが入っていますが、私は自分で定規レイヤーに作ったものを登録して番号名前を付け、プロパティパレットのフキダシタブからつけています。（実はこの作業がちょっと面倒なので、できれば素材パレットに『テキストにフキダシをつける』ボタンか、あるいはショートカットが割り当てられるようになって欲しいのですが）

コマはフォルダになっていて、それぞれ中にマスキングレイヤーを作ってあるので、大きく描いてもコマからはみ出すことはありません。
人物をコマから出したいときはコマ領域を必要なだけ広げてマスキングレイヤーの上に置けばOK。人物のレイヤーの下には輪郭の中を白で塗りつぶしたレイヤーを置くか、描線以外を白にしておけば枠線が透けて見えることもなくなります。（このページにはそういうコマはありませんが）

花や効果やトーンを入れて、完成したページがこれです。ComicStudio関連のSNSやpixivの質問などを見ていると、どうやらコマフォルダの扱いや枠線の引き方で引っかかってしまう方が多いようなので、いずれ動画を撮って公開してみようと思っています。
これはComicStudioの画面をキャプチャしたものなので基準枠線が青で見えていますが、入稿用のデータではそれは書き出しません。（トンボは残しておきます）

入稿用に書き出すときは、モノクロ二値でレイヤーは全て統合。トーンも「モノクロ二値の網点」の設定です。原稿の解像度は600dpi。モノクロは1200dpiで作業する方も多いようですが、実際に印刷してみたときに600で充分だと感じたので私はそれでやっています。

コミスタの画面だけだとなんだか淋しいのでポウの写真も2枚。可愛いのとコワイのと。(笑)

    

連休最後は家族カラオケ

今日でゴールデンウィークも終わりということで、家族三人でカラオケに行ってきました。

お目当ては、JOYSOUNDで期間限定配信中のSCRIPTの「Free fall」のPVとコメント映像です。（詳しくはこちらをご覧下さい）
「Free fall」はもちろん普通の曲としても配信されていますが、PVの方はちゃんと歌もSCRIPTのものが流れた上に歌詞も出るという仕様。こういうのがあるんですねー。もちろん歌わずに画面を見ていました。(笑)

夕食もそこで済ませてしまっていかにも休日という感じ。明日からはまた日常が戻ってきます。

ぼちぼちとお片付け

部屋の中がカオスです。一番乱雑なのは編み物関係。もう冬糸をしまって夏糸がすぐ出るようにしたいのに、編みかけのものがまだあったりつい買い込んだ本が散乱していたり。

週末にお友だちが遊びに来ることになっているので、それまでに少しでもマシにしようと今日から片付けを始めました…が、連休気分に浸っていて全然はかどりません。

休み明けにはすぐに打ち合わせも始まるので、そろそろ気持ちを引き締めておかなければなりません。そのためにも明日はしっかり掃除するぞ！

ホントだろうな？…という目でポウも見てるのでがんばります。

AppleマークのPalmケース

さっきちょっとTwitterでPalmの話題が出ていました。我が家はなにしろガジェット好き夫婦ですから、Palmも揃って愛用していた時期があります。Macを使い始めたのは1995年で、Appleのニュートンには間に合わなかったのでPalmが初のPDAでした。

写真は、夫が今でもiPhoneを入れて愛用しているケースです。Appleのロゴが入っていますが、当時はPalmにちょうど良いサイズとして売られていたもの。どこで購入したものかはっきりしないのですが、おそらく秋葉原にあったMac館だったはず。（イケショップではなかったと夫が言っています）

これは裏側。ご覧のように「Apple」と入ったタグがついているのでApple純正のグッズだと思うのですが、真偽の程は明らかではありません。でもリンゴマークがしっかり入っているし、偽物でAppleの文字入りのタグをつけることもちょっと考えにくいんですよね。

まあ、気に入って使っているのでどちらでもいいのですが。(^^)

今日のポウはちょっと大人しめ。またヘンな格好で寝ていました。

写真を撮っている間に寝返り。すごくしっかり起きているように見えますが、実は寝ぼけています。