一昨日読み終わったので斎藤智裕さんの「KAGEROU」の感想を少し書いておきます。
読み始めてしばらくの間は、文章のぎこちなさや描写に違和感を感じていたのですが、「次はどうなるんだろう」という読書本来の楽しさに引っ張られて最後まで面白く読むことが出来ました。ラストの処理も印象的ですし、ご本人がインタビューなどで語っている通り「命」について考えさせられる部分もあります。
詳しく書いてしまうとネタバレになりますし、そこを知ってしまっては面白さが半減なので控えますが、「どうなんだろう」と思っている方はぜひご自分で読んで確かめてみることをお薦めします。
文章の上手い作家さんの本は読みやすいですし、私も自分の感性にあった文を書く方の本はとても好きですが、そういう部分はこれからいくらでも上達することができるでしょうし、新人の賞として「KAGEROU」を選出した審査員の方の気持ちはよくわかりました。今後のご活躍に期待したいと思います。
さて、今日も来客があったので、ポウは昼間はソファの下に潜り込んでいました。昨日の教訓が生きていたらしいです。(笑) 今はすっかり落ちついてダラり。
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