去年の1月25日に亡くなった、作家の北森鴻さんを偲ぶ会に参加してきました。
発起人は、愛川晶さん、浅野里沙子さん、芦辺拓さん、太田忠司さん、近藤史恵さん、篠田真由美さん、柴田よしきさん、二階堂黎人さん、西上心太さんです。
会場には愛用の品物や、代表作も展示されていました。
本格ミステリ作家クラブ代表の辻真先先生のご挨拶。
日本推理作家協会理事長、東野圭吾さんのご挨拶。
献杯は北村薫さんでした。
北森さんととても親しかった愛川晶さんもご挨拶をされたのですが、私はそのお話の途中からもう耐えられなくなってしまってそのあとずっとべそべそしてました。なので、愛川さんのお写真は二次会に移ってから太田忠司さんと撮ったものを。ピースされてるのが愛川さんです。愛川さんはこの会に最も尽力されたので終わってホッとされていました。本当にお疲れさまでした。
作家の方の参加者もとても多く、北森さんがどれだけ愛されていたかがよくわかる会でした。芦辺拓さんの発案で声優さんに作品を朗読していただいたり、愛川さんの手配で幼少期からのお写真をスライド上映したりと、そういうのも本当に泣けて泣けて仕方ありません。
会の最後にはお父様のご挨拶があったのですが、この一年間が自分たち夫婦にとって最も辛い一年だったと仰っていたのも心に響きます。
北森鴻さんはヘビースモーカーだったので、同じく喫煙者の私は推理作家関係の集まりなどがあると、よく喫煙コーナーでお目にかかりました。そういうところでお話しする機会が一番多かったと思います。訃報を知った日に書いた日記で色紙を頼まれたのも、やはり喫煙コーナーでのことでした。
今日はいっぱい泣きましたが、まだ涙が出ます。でも、泣いていいんだと思っています。生きている作家は、亡くなった作家のために泣いて、そして新しい作品を書くだけですから。
もしまだ北森鴻さんの作品をお読みになったことがないのでしたら、ぜひ手に取ってみてください。傑作ばかりです。改めてご冥福をお祈りいたします。
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