eBookJapanで、今日から『アトモスフィア―12か月のひまわり―』の配信が始まりました。コミックスで現在入手可能なのは白泉社文庫版ですが、eBookJapanではHLCのときと同じように2巻での配信です。どうぞよろしくお願いいたします。
今さらですが、『アトモスフィア』は日本で気象予報士の制度が発足した1995年に「気象予報士を探偵役にしたミステリを描いてみたい」と思い立って始めた読み切りシリーズです。もともと天気予報を見るのがとても好きで気象関係の本なども読んでいたのですが、第一話を描いたところで「これは自力で続けるのは大変だ…」と気づき、たまたまお目にかかる機会のあった、元・岡嶋二人の徳山諄一さんに「始めたのはいいですが、気軽に質問できる気象関係の方の知り合いがいなくて困っている」と相談したところ、「そういうことならNIFTY-Serveでしょう」とアドバイスをいただき、すぐにMacを買ってパソコン通信を始めたのでした。
その後、「地球科学会議室」の気象のフォーラムで大勢のみなさまにご協力をいただき、特に〈主人公が聞いてもさっぱりわからない〉という設定の気象予報士たちの会話「トラフの挙動がなんちゃらかんちゃら」という部分を一緒に考えていただいたりもしています。今こうして書いていてもわからないよ!(笑)
というわけで、私にとって『アトモスフィア』はネットの思い出とも密接に繋がっている作品です。もちろんミステリーとしても自信作ですので、ご存じなかった方はこの機会に読んでいただけると嬉しいです。
さて、またしても手袋&ネックウォーマーとお揃いの帽子を編んでしまいました。余程この色と柄が気に入ったらしいです。(笑)
帽子本体の編み図は、風工房のフェアアイルニットに掲載されているものを参考にしています。柄はもちろん永遠の定番ニットのカーディガンや手袋を元にしていますが、途中何カ所かはもう適当に。(笑) 全体の目の数と模様の目数を合わせるためにも何カ所かアレンジしてあります。この帽子は以前別の色で(本の通りに)編んだことがあるのですが、とても使い心地がいいのでお気に入りなんですよ。
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