手作りのバッグってフニャフニャしてしまって収まりが悪いことがありますよね。どうしてもそこが気になって今度はカッチリしたバッグを作ろうと思い、ちょっと時間と手間をかけて頑張ってみました。
内袋を付けることも検討したのですが、手縫いや手編みは面倒じゃないのにミシンには苦手意識があって内側にピッタリする袋を作れる自信がありませんでした。テキストがしっかりあってサイズや手順が載っていれば話は別なんですが、今回はアレンジというかほぼオリジナルなので。
というわけで、編み地を二重にして作ることにしました。手間も糸の量も倍かかりましたが出来映えは大満足です。糸はエコアンダリヤアースカラーの23番です。6玉使っています。
底からすじ編み部分のところは、マルシェバッグとつば広帽子に掲載されている「ヨット柄の角底マルシェバッグ」を参考にしました。(“なか見検索”で見られます)また、口の部分の折り返しのテクニックは夏糸で編む伝統柄のあみこみこものに掲載されている「中長編みの裏引き上げ編み」で直角に折る方法を使いました。
内側折ったところから少し減らし目をして5段ほど編んで一度かがり付けてから底に向かって細編みで編み、底は別にもう1枚編んで内側に縫い付けてあります。
持ち手は本革にしたかったのですが、本革製でベルトが二重になっている60cmのものがどうしても見つからなかったので合成皮革です。本革で二重じゃないと使っているうちに裏側が毛羽立ってきてしまうんですよね。今回使ったのはイナズマ 合成皮革持ち手 手さげ・ショルダータイプ yak-601の870番の焦げ茶です。縫い付けは革細工用のエスコードで。これはビーズを通して編むために買ってあったんですが、持っていると何かと便利です。
ボタンは以前買ってあったダッフルボタン。紐はちょうど良い太さと色のものが家になかったので、コットンコナの焦げ茶で編みました。(くさり編みに引き抜き編みです)ほんのちょっとだけ残っていて良かった! お花のコサージュは数年前に銀座松屋の催事場で買った革のコサージュです。お気に入り♪
内側にはキーホルダーを取り付けるDカンも付けました。
ダッフルボタンを付けた糸が目立ってしまったのでワッペンで目隠し。これも引き出し整理のときに出てきた在庫(笑)です。
完成して、今日外に持って出てみて使い勝手にも満足なんですが、欲を言えばもう数センチ高さがあっても良かったかなぁ。もう今から作り直す気力はありませんが、次(あるのか?)はもうちょっと深さのあるバッグにしたいと思います。
Recent Comments