井上のきあさんの『コミックデザインパーツ 漫画薔薇』をコミスタで便利に使うために下準備をしました。「ここにお花を入れよう」と思ってからディスクを読み込んで作業してもいいのですが、スピード勝負の〆切前に慌てないように、予めよく使いそうな素材はコミスタの素材パレットに登録しておくと便利です。
登録のときにも、花ごとにバラバラに読み込んだものを入れるとパレットが大変なことになってしまいますので、その整理の方法をご紹介します。特別なことじゃなくて私がいつもやっている方法ですが。
まず、ディスクから花の絵を読み込みます。コミスタで使いやすいのは花の中が白で塗りつぶされてその他のところが透明になっているPSD(Photoshop)ファイルです。(PDFファイルでも透明部分を持っていますが、コミスタで画像読み込みをすると透明部分が保持できません)
本の説明分にも書かれているように、コミスタでは「ファイル→読み込み→Photoshopファイル」から行います。ドラッグ&ドロップで読み込んでしまうと単なる「画像読み込み」になってしまってこれまた透明部分が保持できないからです。
これがPhotoshopファイルで読み込んだ状態です。(私はコミスタの設定で『透明部分』を薄いブルーグレーにしています)
必要なだけ素材を読み込んだら、レイヤーにわかりやすい名前を付けます。コミスタでPhotoshop読み込みをした場合、元のレイヤーに名前が付いていればそれが反映されますが、漫画薔薇のPhotoshopファイルのレイヤーは単に「レイヤー」という名前なのでそこは自分で頑張りましょう。
そして適当に画面にレイアウトします。もちろん後で移動は可能です。一緒に使いそうなレイヤーはフォルダにまとめておきましょう。
ちょっと順番が前後しますが、すぐに使えるようにトーンも貼っておきます。葉っぱなど、全面にトーンを貼るときはレイヤーパレットの横のグレーのアイコンをクリックし、「選択範囲を作成」を選びます。
選択範囲ができたら、選択範囲ランチャーの右端にあるアイコンをクリックして「新規トーン作成」をし、好きな濃さのトーンを貼っておきます。
レイヤーに貼ったトーンは一緒にフォルダに入れておきます。でないと動かしたときにトーンだけずれてしまいますから。シフトキーを押しながらレイヤーを複数選択して一緒に動かしてもいいんですが、面倒ですからね。それにフォルダに入れておくとトーンもレイヤーと一緒に拡大縮小できます。
こんな感じでどんどん読み込んではフォルダにまとめ、素材パレットに登録しておきます。私の素材パレットのユーザフォルダには「花」というフォルダも作ってあるのですが、今回新たにその下に「漫画薔薇」というフォルダを作ってそこに入れておくことにしました。
時間ができたときに小まめに作業しておくとすぐに使えて便利です。(^^)
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