ジョーカー・ゲームとその続編

映画化が発表された『ジョーカー・ゲーム』を読みました。実はこの作品が出たとき、私は一番読書が出来ていない時期だったので完全に未読でした。なんで出てすぐに読まなかったのか自分自身を叱りつけたい気分です。

私はKindle版で読んだのですが、余りの面白さにどうしても続きが読みたくなり、文庫版の『ダブル・ジョーカー』と『パラダイス・ロスト』を注文し、それが今朝届きました。すぐさま読み始めて『ダブル・ジョーカー』の方は読み終わり、今『パラダイス・ロスト』の第一話です。（午後に打ち合わせがあったのでこれが精一杯）

2冊目も面白かったです。でもちょっぴりだけ惜しいと思ったのは、このシリーズの醍醐味は「D機関」の入学試験の奇抜さなどだと思うので、最初の1冊で出てきた試験ではない別のものを見せてほしかったと思います。スパイたちの能力の凄さを説明するのに割と「例えばこうだ」という感じで提示されるエピソードが多いので、そこはなるべく新規のネタがあるといいですよね。って、そこを考えるのがどれだけ大変かは私もいちおうもの書きとしてわかってはいるつもりなのですが。

それでも十分面白かったので映画も見に行こうと思っています。うちから一番近い上映館は上田市なのでちょっと遠いんですが、とても楽しみです。