映画『イニシエーション・ラブ』を見てきました。実は原作が上梓されたときに読みそびれていたのですが、先に読んでおこうと昨夜Kindle版を購入して読み終えました。
いやー、感想書くのが難しい。叙述トリックは叙述トリックと書くだけでネタバレになってしまいますからね…って書いちゃった!(笑)
それにしてもこの作品を今映画にする意味は、まさにこの技法にあったのではないかと思ってしまいます。そのくらい今、時制を行き来する演出が大流行中ですよね。(また書いちゃった!)
そして80年代。80年代初頭、私はまさにレトロ気分で50年代風のファッションなどを真似していたりしたんですが、ちょうど「30年前」くらいがリバイバル対象になるということなのかもしれません。それより早いと単なる時代遅れになっちゃいますもんね。
それにしてもあの時代は若者にお金があったんだなぁ。彼女にちゃんと宝石のついた指輪をプレゼントしたり、クリスマスにはホテルのレストランを予約してそのまま泊まったり。バブルならではのエピソードが満載です。大手企業の内定を蹴って地元に就職とかしちゃいますしね。
私は大学にも進学しなかったし、80年代は駆け出し漫画家としてひたすら仕事に明け暮れていたのでそういう青春とは縁がありませんでしたが、同世代としてはいろいろわかる部分が多くて楽しめました。
繭子役の前田敦子さんも話を全て理解した上で見るととても意味深な演技に見えてぴったりなのですが、ビジュアル的には私だったら能年玲奈さんに演じてほしかった。原作だと能年さんっぽくないですか?
映画は夫と見たのですが(夫は原作未読)、昔からバリバリのテレビっ子だった彼は「男女7人〜」の話が出たところでいろいろ気づいたらしいです。私はドラマを見ていなかったので原作を読んでもそこは全くわかりませんでした。
さて、明日は『海街Diary』の公開ですね。明日はなでしこジャパンの試合がありますが、それが終わったら見にいっちゃおうかな。(^-^;
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