2007年以降、アップデータされることがなかったWindowsの漫画作成ソフト、コミックワークスが、DELETER COMICWORKS NEOとなって新たに発売されました。
私はMac右翼(笑)ですから、Windows用のこのソフトを使ったことはなかったのですが、「DELETER(デリーター)」と頭に着いていることからもおわかりのように、これは漫画用の安いトーンを出しているデリーターが扱っているソフトです。
デジタルで使えるトーンの種類はまだまだアナログには追いついていないので、市販のトーン素材集などは出たら必ず買っているのですが、デリーターはComicStudioo用の素材集は出していません。出ていないとなると無性に使いたくなるんですよねぇ。
というわけで、自分のMacにWindowsを入れる気もないのにコミックワークスNEOを買ってみることにしました。トーン素材集も4000円弱で売られているものなので、それと1000円くらいしか違いませんから。
そしてそのパッケージが昨日届いたので、今日さっそくインストール。とは言ってもMac Proにじゃありません。息子がゲーム用に使っているWindows Vistaのノートです。…Windows触るの嫌いなんだこれが。(´д`)
それにしてもVista、ゲーム用としてグラフィックボードとかの性能はいいマシンのはずなのに何をさせても遅い遅い。普段サクサクのマシンばかり触っているのでものすごくストレスが溜まります。それでもやることだけはやってしまおうと、コミックワークスの作業画面を出して片っ端からトーンを貼ってはPhotoshop形式で保存することにしました。
コミックワークスのトーンをコミスタで使うには、画像として保存したものを読み込むしかありません。もうサポートしなくなってしまったパワートーン形式に変換するツールが配布されていたこともあるようですが、パワートーンのデータは貼り込んでしまったらただのラスタライズした画像データなので、そのままパワートーンで使うのでなければ一手間余計にかかるだけで無意味です。
保存するだけでも何分も待たされる挙動に苛つきながらも(Photoshop形式での保存なのでラスタライズする時間がかかるんだとは思いますが)同時にそのデータをMacに持って行く手段でまた悩みました。
最初は地道にUSBメモリなどで移そうかと思っていたのですが、Windowsってそういうデバイスを外すのが面倒ですよね。Macだとファインダーのサイドバーに出ている▼をクリックすればすぐにアンマウントするので引っこ抜けますけど、何度もくり返さなければならないのでこれは大変。しかもうちにあるUSBメモリは2GBだし、書き込み速度も猛烈に遅いんです。(Macだとスーッと書き込めるんですよ)
そこで、普段Ethernetでネットに繋いでいるMacをWi-Fi接続にし、Windowsマシンと同一Wi-Fi下に置いてファイル共有することにしました。Macに作った共有ファイルをWindowsから開いて、そこにどんどん放り込む作戦です。
でもこれがまた遅い。(^-^; レイヤー2枚程度のファイルを1枚転送するのに8分とか。しょうがないのでトーンのデータを作る作業と転送する作業を交互にくり返し、半日かけてようやく終了。これだけやっても実際に使えそうなデータは15種類くらいです。コストパフォーマンス悪っ。
しかもコミックワークスNEOのトーンデータってモノクロ二値なんですね。これでは拡大縮小すると荒れてしまいます。コミスタのトーンはグレースケールデータが扱えるので、後から線数や濃度を変えたりすることもできるので、この便利さは他のソフトの追随を許しません。
ペンの描き味などでは高く評価する人が多いコミックワークスですが、残念ながら息子のVistaにWacomタブレットを接続してみようとは思わなかったので、それは試しませんでした。
今回、無理矢理トーンデータを移植してみましたが、できればデリーターさんにはコミスタ用のトーン素材集を出していただきたいと思っています。出れば必ず買います。…本音を言えば、IC SCREENが欲しいなぁ。そろそろ出してくれてもいいんじゃないでしょうか。
Recent Comments