Miyuki's Diary

ブレードキャップとスーパーボール

日本ヴォーグ社の「大人かわいい手編み」に載っていた帽子を編みました。この帽子に一目惚れして買った本なので完成して嬉しいです。
特にお花のブレードを編むのがとても楽しかったんですよ。本にはくさり編みで作った輪に編みつけていくようでしたが、私は小さい径のニットリングを使ってみました。このブレードは他にも応用が利きそうなので、別の作品のアクセントにもしてみようと思っています。

この本には他にもキュートなモヘアのマフラーや可愛いキャミソールなどが載っているので、また仕事の合間を見て編んでいこうと思います。キャミソールなら春になってから木綿糸で編んでもいいし、肩紐をお花のブレードに変更しても可愛いだろうな〜。似合うかどうかは別問題として。

さて、スーパーボールも終わってしまいましたね。…なーんて書いてますが、実は私はアメリカンフットボールのルールはきちんと把握していません。
ただ、私の世代は中学生くらいの時に謎のアメフトブームを経験していて、意味もなくトレーナーや文具にアメフトのチームのヘルメット柄がついていたりするんですよ。ほとんどグッズのみのブームだったと思うんですが、あれはどうしてだったのかなぁ。

その後、もう15年くらい前のことになりますが、当時うちでアシスタントをしてくれていた人がアメフトにはまり、仲間が欲しいと思ったらしくて「どこか贔屓のチームがあれば楽しく見られるから！」と言ってその場にいた人たちにチームを勝手に割り振ってくれました。(笑)
そのときに、私に振られたのがニューイングランド・ペイトリオッツ。そう、今シーズン無敗でスーパーボールに出場したチームです。私がパッチワーク好きだったので、アメリカンパッチワーク発祥の地であるニューイングランドのチームを任された(笑)のですが、当時はめちゃめちゃ弱かったのに今年こんなことになるとは。

残念ながらペイトリオッツはニューヨークジャイアンツに負けてしまいましたが、最後の最後はちょっと真剣に応援してしまいましたよ。負けちゃってなんか悔しい。(笑)

スカートとベスト

ちょっと前から同時進行で編んでいたスカートとベストが完成しました。
まずはベスト。こちらは雄鶏社の「自然色の糸で編むアランニット」に載っていたベストの模様をアレンジしたものです。最初は本の通りに編むつもりだったんですが、労力の割に模様がちょっと控えめだったので、もう少しはっきり出るようにしてみました。模様の図は自分用の覚書なので雑ですが、興味をお持ちの方はこちらをごらんください。

また、襟ぐりと袖ぐりのゴム編み留めは、ちょっと手抜きをして普通の伏せ留めです。(^^;;;;
糸は本の指定通り、ハマナカ ソノモノ＜合太＞です。

スカートは、雄鶏社の「私のために編むデザイン・ニット」に載っていたモチーフつなぎのロングスカートを編む予定だったんですが、途中で力尽きてモチーフから拾い目をしてメリヤス編みに変更しました。マイブームがタイトスカートなのでその方が良かったということもあります。
モチーフ部分と段差ができないように、かなり気を使ってゲージを取って完成させました。ベルト部分は長編みにしてゴムベルトを編みくるんであります。

こちらの糸は、やはり元々の指定糸のリッチモア パーセントの30番（モスグリーン）です。

さて、今夜は白泉社の新年懇親会。三次会まであるかな？(笑)

蝶々のミトン

家から出ていないし仕事しかしてないので特別なトピックスもなし。なので、ちょっと前に姪にプレゼントしたミトンの写真を載せておきます。
これは、雄鶏社の「冬のおでかけニット」に載っていたかぎ針のミトンを参考にしましたが、手首にフィットさせるために棒針で一目ゴム編みを輪に編んでから目を拾ってかぎ針に替えてあります。色がちょっと大人っぽい赤だったので、ポイントに蝶々のモチーフをつけてみました。
糸はパピーのプリンセスアニーです。（この糸は柔らかくて大好き）

このところ寒いのに、息子が手袋をなくしてしまいました。（絶対部屋のどこかにあると思う）高校生男子にミトンでもないと思いますが、5本指手袋もたぶん編めると思うので（まだやったことはないんです）「編んであげようか？」と言ったら断られました。(-"-;)　夫が貸した皮の手袋が気に入ったらしいです。ちっ。

スラブ糸のベスト

スラブ糸のベストを編みました。参考にしたのは雄鶏社の「自然色の糸で編むアランニット」という本です。本で指定されていたのはハマナカ ソノモノ スラブ＜超極太＞でしたが、たまたまパピー毛糸のチャビーという糸をもらったのでそれを使ってみました。15号針でザクザク編めるので1日で完成してびっくりです。ゴム編み部分はハマナカ ソノモノアルパカウールで8号針です。この糸は先日のアランセーターの余り糸なんですよ。

また、本ではショート丈のベストでしたが、短いとコーディネートがしにくそうだったので裾を長くしてあります。襟ぐりも少し大きめに開けました。
つけてあるボタンは、去年「東京スピニングパーティ」に行ったときに買っておいたもの。木製ですごく安かったんです。

実はこの毛糸はアランセーターを贈った山口芳宏くんからもらったもの。いろいろ事情があってセーターを編んでもらいそびれたものだそうです。(^^;;;;　話の流れで、もう使うことがないなら私がもらうということになり、送ってくれたものなんですが、普段余りスラブ系の糸を使うことがなかったので珍しくて楽しかったです。

アラン模様のセーター

去年からずっと編んでいたアラン模様のセーターです。これは、平成4年に雄鶏社から出た「唐沢寿明 素顔のニット」という本を参考にしました。（古い本なので中古でしか入手できないようです）
デザインは今もニッターとして大活躍されている風工房さんのもの。アラン模様は伝統的なものなのでさすがに古くなりません。縄模様の中のかのこ編み部分を裏編みに変更したり、裾のゴム編みを少し多めにしたりアレンジしましたが、全体の目数などはそのまま編みました。ただ、糸は指定されたものではなく、ハマナカ ソノモノアルパカウールを21玉使っています。

こちらの写真は完成後のチェックのために夫に試着してもらったときに撮ったものです。

そしてこちらが、贈り先の山口芳宏くんが着てくれているところです。（ご本人から転載許可をいただきました）
山口くんは以前にもご紹介した通り、「雲上都市の大冒険」で第17回鮎川哲也賞を受賞した新人作家です。
このセーターを編むことになったいきさつは前にも書いたかもしれませんが、彼が鮎川賞の最終選考に残ったとき、話の流れで「じゃあ、本当に受賞できたらセーターを編んであげましょう」と約束したことからです。お祝い含みの賭けのようなものですね。
そして本当に受賞が決まり、贈呈式で採寸して編み始めたわけですが、ちょっと模様をがんばりすぎて時間がかかってしまいました。本当は年内に完成させて渡したかったんですけどねー。

アラン模様は今シーズン自分のセーターや小物を複数編んだのでだいぶ自信がつきました。もうどれだけ複雑な模様でも怖くない感じです。

さて話は変わりますが、昨夜遅くAppleから新しいMac Pro (Early 2008)が発表になりました。来週にはMacworld Expo 2008が控えているのにこの時期の発表。びっくりです。これは巷で噂されているように、Expoではかなりいろいろな新製品の発表があるのではないでしょうか。（プロが黙っていても買うであろうMac Proの発表に時間を使ってるヒマはないんじゃないかと解釈してます）
AppleがIntelへの移行を発表して以来、G5で粘ってきた私もいよいよ買い替え時。今月にはComicStudioもLeopard対応版が出るはずだし、夏にはMac版のComicStudio4も出るはずなので障害もなくなってきました。
仕事のためのMacですが、Macのために仕事を頑張らなければなりません。(^^;;;;

七草粥とニットキャップ

お昼ご飯に七草粥をいただきました。お正月だからといって特別ご馳走を食べたわけではないので（おせちは食べたけど）胃が疲れているようなこともありませんが、やっぱりこういう行事は続けていきたいものです。歯の治療中なのでお粥は嬉しいし。

去年から編んでいたプレゼント用のアラン模様のセーターが夕べ完成し、さっき発送してきました。まだ先方に届いていないので写真を載せるのは明日以降にしますが、凝った模様に時間を掛けたので充実感たっぷりです。

他に、雄鶏社の「Handmadeニットスタイル」という本に載っていたキャップも完成しました。これは糸も目の数も本の通りに編んでいます。ちょっとターバン風にくしゅっとなった感じが可愛い帽子ですが、私の頭にはほんの少し大きかったかも。後ろを多めに引き締めて縮めてあるのですが、それを加減してもちょっと緩めです。でも編み直す気力はもうありません。(^^;;;;　もう少しどこか縫い縮めてみようかなぁ。

この本の表紙になっているセーターもとてもステキなので編み始めているところですが、棒針6号なのでかなり時間がかかりそうです。でもがんばるぞ。（糸買っちゃったし）

かぎ針編みのミトン

雄鶏社「冬のおでかけニット」に掲載されていたかぎ針編みのミトンを編んでみました。本ではシックな色合いの単色で手首に紐を通すデザインでしたが、紐はやめて一番下の段にベージュ色でバック細編みをしてみました。適当に編んだ小さい花モチーフもボタン風につけています。
手袋は編みものの定番アイテムなのに今まで編む機会がなかったのですが、今回初めてチャレンジ。かぎ針だと簡単ですね。
でも、棒針でも手袋を編みたくて、「北欧のかわいいあみもの―ミトン・くつ下・帽子」という本も買ってあります。これでいくつか練習で編んでみたのですが、どうもまだ指の付け根部分がきれいにできなかったりサイズが小さかったりと、納得していないので片手分だけの手袋が3つもできてしまいました。(笑)　もちろんあとでほどいて編み直すつもりですが、ミトンに慣れたら次は5本指手袋にも挑戦したいです。
手袋がサクサク編めればかなり編みもの上級者っぽいですよね。がんばろう。

靴下もいくつか練習してまだ完全にはマスターしていないので、それもいずれはキッチリと編めるようになりたいです。

年賀状はプリントアウトを残すところ30枚。もう一息です。

アラン模様のハンチング

NHKで放映中の海外ドラマ「北京バイオリン」を見ていた夫が、登場人物が被っていたニットのハンチングを見て「ああいうのが欲しい」と言い出しました。キャスケットは編んだことがありますがハンチングは未経験。そこでハンチングの載っている本をいろいろ探してみたところ、かぎ針編みだと雄鶏社の「大好きニット帽」、棒針だと日本ヴォーグ社の「ニットのぼうし」に載っているものが一番好みだということがわかりました。
TVで見たのはかぎ針っぽかったし、私もかぎ針の方が早く編めるので最初はそちらにしようかと思ったのですが、なぜかむらむらとアラン模様の方が編みたくなって「ニットのぼうし」の方に決定。小物なので2日くらいで完成しちゃいます。

横から見るとこんな感じです。あんまり手編みに見えないところが気に入ってます。(笑)　糸は、本の指定のものではなく、ハマナカエクシードウールLのチャコールグレーを使いました。3玉くらいで編めます。
楽しかったのでもう一つ自分用にも編みたいところですが、他に途中のものもあるし、せっかく本を買ったのでかぎ針のハンチングの方も編みたいんですよね。時間が足りないなぁ。

かぎ針編みのポンチョ

ちょっと前から食休みやTVを見ている間などにちょこちょこ編んでいたポンチョです。毛糸をたっぷり使ってあるので重めですが、その分暖かいのでコート代わりに使えます。

編み図を描いてみようと思いましたが、仕事が詰まっているので簡単に文章で説明しますね。

使っている糸は、ハマナカ・エクシードウールLとパピー・クイーンアニーで、かぎ針7/0号です。

●まず、頭の入る長さの分だけくさりで作り目をします。（目数の関係で、6の倍数になるようにします。私の場合は102目にしました）作り目を輪にして細編みを1段編みます。
●後ろ中心の次くらいのところから糸をつけてくさり3目で立ち上がり、最初の目に長編みを2回編み入れてくさり1目、下の段の細編みを2目飛ばして3目目に長編み3目、くさり1目を繰り返して1周します。
●前中心と後ろ中心だけは、1か所に長編み3目、くさり3目、長編み3目を編み入れて増やし目をします。このまま好きな長さになるまで編み続けると、前中心と後ろ中心が直角になってポンチョの形になります。
●好きな長さになったら、くさり部分の穴にフリンジをつけます。（34cmくらいの糸を4本まとめてつけてみました）
●襟ぐりの作り目の反対側を拾い、長編みを編みますが、前中心と後ろ中心のところは長編み3目一度にして減らし目をします。更に次の段は細編み3目とくさり3目の引き抜きピコットで一周します。（ここでも前後中心は3目一度の減らし目です）

…という感じですが、基本の編み方ばかりで難しいところはなにもないので、編み慣れた方なら写真をご覧になっただけで編めてしまうと思います。
また、襟ぐりのサイズや長さを変えればお子さん向けにも簡単にアレンジできますし、色ももちろんお好みで自由自在です。このポンチョは10色使ってグラデーション風にしてみましたが、もっとビビッドな色でストライプにしてもいいですし、シンプルに2色くらいで編んでも落ちついた感じになると思います。

実はこのポンチョも、溜まってしまったいろんな色の並太毛糸を使い切る目的で編み始めたんですが、途中でやっぱり糸が足りなくなって数玉買い足す羽目になりました。(笑)　また、裾回りがけっこうあるのでフリンジにもかなりの量の毛糸（3玉くらい）を使いますので、裾はスカラップ風の縁編みにしてもいいかもしれませんね。

余り糸のストライプマフラー

編み込み模様に挑戦したとき、ちょっとづつ残ったいろんな色の糸を使い切る計画でマフラーを編んでみました。並太の糸で、6/0号かぎ針で全て畝編みです。
最初に長さを決めて、ひたすらくさり編みで作り目をし、畝編みで1往復編んだら色を変えます。欲しい幅だけ編めたら最後は普通の細編み。それだけで縦ストライプのマフラーになりました。ちょっとステキでしょう？

このアイディアはまだ誰も思いついてないんじゃない？…なーんて自惚れていたら、先日書店で似たような編み方のストールが掲載されている編みもの本を発見。ちょっと残念です。海外の本だでしたが考えることは同じですね。(笑)

畝編みは細編みの亜種なので何も難しいことはないですし、糸の始末もせずに適当な長さを残しておき、最後にフリンジと一緒にしばってしまったのでとじ針なども不要です。
市販の縦ストライプのマフラーのようなデザインのものを普通に縦方向に編もうと思ったら色を替えるテクニックがかなり難しくなりますが（というか、普通市販品の縦模様は機械編みですし）、横に編めばものすごく簡単です。なにしろ余った糸が一気に消化できるのが嬉しい。

たぶん、この方法で糸の太さや素材違いのものも組み合わせ次第で使い切れると思っています。黒を入れれば男性向けにもなるし、パステルカラーに白いファーの糸を交ぜて小さい女の子向けのものとか。（フリンジじゃなくてボンボンでまとめても可愛いですよね）